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高校留学を諦めた話

私は2021年の夏から一年間フランスに留学する予定でした。

小学生のころから夢見ていた、海外の学校生活、ホームステイ、異文化体験…。

それらはすべて、私の中から消えていきました。


高校留学をやめた理由

一番大きな理由は、新型コロナウイルスの感染拡大です。

留学を辞退することに決めたのは11月ごろです。

ある日、先生に留学について話すため職員室に来るよう言われました。

そこで言われたことが私の決断に大きな影響を与えました。

先生に言われたこと

「留学はよくない

「日本での勉強や行事を大切にしてほしい」

「フランス語しゃべれないでしょう?」

フランスは危険だよ」

「今フランスはコロナで大変なことになっている」

アジア人差別だってある」

「大学からでもいいじゃないか」

「コロナで途中帰国になったら単位が取れないから留年になる」

「英語圏でないと単位の扱いが面倒なんだよ」

ホームステイビジネス

「特にこの社会情勢でアジア人を受け入れる家庭は…」


これらの言葉に私はものすごく落ち込みました。

ショックで思考が停止していたようにも感じます。

家についた途端涙が出ました。

ずっと準備をしてきて、もう入金も済んでいて…。

たしかに当時、フランスは特に感染拡大がひどく家族や私自身も不安を感じていました。

それでも私は行くつもりでした。

「せっかく選考に受かったんだから。」

「ずっと前からの目標なんだから。」


数日後、私は留学を辞退することを留学斡旋団体に連絡しました。


「無届けの留学予定生徒」

半分脅しともとれるような言葉をかけてきた高校。

あとからわかったことなのですが、高校側には事情があったようなのです。

私の高校では毎年6月ごろに、長期留学をしたい生徒向けに説明会が行われています。

そこで留学に行く生徒を把握し、県に報告して許可を取る必要があるそうです。


ところが、2020年の6月はコロナウイルスの影響で学校は分散登校。

それゆえ留学説明会はありませんでした。

私は担任には留学について伝えていたのですが、どうやら留学担当の先生には伝わっておらず…。

私は知らぬ間に「無届けの留学予定生徒」になっていました。


本当に私は留学したかったのか?

ここまで学校が悪いかのように話してきましたが、私自身についても考えなければなりません。


私が留学の準備にかけてきた時間はどれほどだったでしょうか。

直接的な書類などは1カ月くらいだったと思いますが、英語の勉強にかけた時間は6年間以上です。

それに対して、高校から話があったのはたった数時間

私の心は、この数時間に動かされてしまいました。


こんな短い時間によってつぶされてしまうほど、

私の留学に対する気持ちは弱く、もろく、小さかったのです。

同時に、今の何ひとつ不自由のない安全な生活から離れること。

同級生のみんなと違う道に進むことが怖かったことも思い知らされました。


そんな私が今思うこと

最近、フランスは感染状況がだいぶ落ち着いてきました。

こういったことをニュースでみると胸が苦しくなります。

2021年から留学する人や、いま留学中の人を見ても同じことを感じます。

「私だって行けたかもしれないのに」

でも、それでは何も進まない。

私はこの経験を武器にして、成長し、変わらなければならない。

こんな風に思えるようになったのは、ほんの2カ月ほど前です。


では、具体的に何をするのか。

大きく分けてふたつあります。

一つは「知識と経験を蓄える」こと。

もう一つは「人とのかかわりを大切にする」こと。

この二つを軸に、自らを成長させ、新しい自分になりたい。

なんだかくさい台詞になってしまいましたが、

これが今の私が思うことです(笑)


今後について

これからは、自分の成長のため新たに始めたことや日常生活で感じていることなどを、

この note に記録していこうと思っています。

自分が忘れないようにすることが、大きな目的です。


最後に

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます!!

構成も上手くなく、拙い文章で申し訳ありません。

文章を書くこともこれから少しずつ上達していきます!

次の記事も読んでくれたら嬉しいです!


では、また。






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