[GBA:33] 伝説のスタフィーと私。
マリオ、ソニック、カービィ、ロックマン。
GBAには歴戦の猛者とも言える2Dアクションゲーム達がひしめき合っている。
そんな群雄割拠のGBAアクション界に彗星の如く現れたのが「伝説のスタフィー」だ。
今回はGBAから生まれた新規IP「伝説のスタフィー」について綴る。
ちなみに初見プレイ。はたして。
伝説のスタフィーとは
2002年9月6日発売。
ジャンルは「マリンアクション」。
ジャンル名に偽りなく、海中を舞台に繰り広げられる2Dアクションゲームだ。
主人公のスタフィーはテンカイ(天界)の王子様。
空の王子様らしく星型をしているが、名前や挙動を見るにモチーフは星ではなくヒトデ(スターフィッシュ)だろう。
うっかり海へ落下したスタフィーがテンカイヘ戻るため、大海原を冒険する物語が繰り広げられる。
プレイ開始してまず目を引いたのが明るいグラフィックだ。
序盤のステージは太陽の光差し込む珊瑚礁。
明るくポップなグラフィックテイストが好印象だった。(あえて近いタイトルを挙げるならカービィだろうか)
そして、主人公のスタフィーをはじめ、ロブスターやハマグリ、カサゴやタコなど海の生き物たちがデフォルメされた姿で可愛らしく動き回る。
水族館好きな私は「伝説のスタフィー」の世界観に大いに癒されたのだった。
唯一無二のマリンアクション
冒頭に挙げたアクションゲームたちと「伝説のスタフィー」の違い。
それは水中ステージの割合と操作性だ。
大多数のアクションゲームにおいて水中ステージは10%もあれば多い方だと思う。
そして作品によって程度の差はあれ、水に入ると操作に制限がかかる。
マリオやカービィは泳げるが地上に比べて機敏とは言い難い。
ソニックは泳げない上に息継ぎを怠ると溺死する。
ロックマンは・・水中のデメリットがあまりないので見なかったことにしよう。
ロボットって強い。
まぁとにかく、水中は動きにくいことが多い。
対する「伝説のスタフィー」は水中ステージが80%以上を占める。
そして十字キーで驚くほど軽快に泳ぎ回れるのだ。
ダッシュと攻撃を兼ねたスピンアタックを併用することで、縦横無尽に泳ぎまくるスタフィー。
「マリンアクション」というジャンル名に偽りなし!
他のアクションゲームとは一線を画す「伝説のスタフィー」の強烈な個性と言えるだろう。
クリアまでのボリュームは控えめだが、クリア後は探索要素が開放される。
コンプリートを目指す場合はボリュームも十分だと感じた。
伝説のスタフィーを終えて
GBA生まれの新規IPでありながら長らく未プレイだった「伝説のスタフィー」。
今回初めて遊んだが、「マリンアクション」という個性が光る良作だった。
クリア後、早速「2」「3」を購入したので、遊ぶのがとても楽しみである。
ただ、可愛らしい難易度は「2」までで、「3」のラスボスは多くのキッズたちにトラウマを植え付けたヤバイ奴らしい。
湘南在住のアラフォーカナヅチがどこまで戦えるのか不安が尽きない。
さぁ、次のゲームへ行こう。
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