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[GBA:32] ナルトRPG受け継がれし火の意志と私。

数あるジャンプ漫画の中でトップクラスに好きな作品が「NARUTO」だ。
連載初期から完結まで本当に楽しませてもらった。
最終回で夢を叶えた大人のナルトを見た時、連載を追った約15年を思い起こし目頭が熱くなったことを覚えている。

さて、今回は「ナルトRPG 受け継がれし火の意志」の感想を綴る。

「忍者とは忍び耐える者」
プレイを通じ、私はエロ仙人のこの教えを何度も噛み締めた。

ナルトRPG 受け継がれし火の意志とは

2004年7月22日発売。
「NARUTO」のゲームは発売元が大きく二分されており、任天堂ハードはトミー(現タカラトミー)、SONYハードはバンダイ(現バンダイナムコゲームス)から発売されている。
「ナルトRPG」はGBA〜NDSで展開されたシリーズで発売元はトミーだ。

ジャンルはタイトル通りRPG。
「激闘忍者大戦」や「ナルティメット」などの格闘ゲームは知っていたが、RPGは知らなかった。不勉強ですみません。

オーソドックスなコマンドバトル。

戦闘システムは「FINAL FANTASY」のアクティブタイムバトルに近い。
特徴はなんと言っても印入力。
術ごとに決まったコマンドを制限時間内(約3秒)に入力するシステムで、成功すれば威力が上がる。
バババッ!っと素早く印を入力して、天才忍者になりきろう。

強力な術は当然コマンドも長い。

そして肝心のシナリオは中忍試験編の終わりまで。
ラスボスは我愛羅だ。クソ強いので気合いを入れて挑むべし。

うちはサスケ、やはり天才か‥大した奴だ‥‥

改めて思い知った。
うちはサスケはやはり天才で大した奴だ。間違いない。

というのも、序盤のサスケが頭一つ抜けて強いのだ。
ステータスも優秀な上、火遁の術を低燃費で連発できる。やはり天才か‥
対してナルトは原作通りの大器晩成タイプで、序盤はマジで弱い。
自来也との修行で一気に頭角を表すが、それはクリア直前の話だ。
サクラはヒーラーとして有用なものの火力はそれほど高くない。

重度のサスケ依存に陥るのは必然と言える。
火遁・豪火球の術や獅子連弾には本当に助けられた。
サスケがいなかったら、第七班は波の国で全滅していたに違いない。
サンキューサスケありがとう謝謝。

ただ、サスケは原作通りに死の森で大蛇丸から呪印を受け、前線を退く。
サスケの火遁抜きで死の森から脱出するのは本当に大変だった。
ただでさえ「ナルトRPG」のダンジョンはヤバいのに。

忍者とは忍び耐える者

上記はナルトの師匠・エロ仙人こと自来也のセリフである。
「ナルトRPG」をクリアするにはこのセリフを胸に刻み、真の忍者として戦わねばならない。

というのもこのゲーム、エンカウント率が異常に高いのだ。
10歩も歩けば戦闘が始まる。忍者なのに全く忍べていない。

しかも雑魚敵が強い。
忍者どころか野生動物すら忍術を使ってくる殺伐とした世界。
その上、ダンジョンは視界が狭く迷路じみている。
しばしば進行方向を見失い、ナルト達は森の中を彷徨った。

このストレスフルな仕様に打ち勝つ「忍耐力」こそが忍者に最も必要な資質であると考える。自来也の教えは正しかった。

ナルトRPG 受け継がれし火の意志を終えて

おそらく過去1エンカウント率の高いゲームだったように思う。
ただし、エンカウント率に目を瞑れば原作の雰囲気も十分な手堅いRPGとして楽しめる良作だ。
特に印入力が秀逸。
長い印入力を素早くこなし、天才忍者気分に酔いしれろ!

さぁ、次のゲームへ行こう。

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