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インスタのパスタ女王が教える「惚れパスタ」!?手軽なのに威力抜群"Cobbler's Wife=靴屋の妻"

~Instagramのパスタ・クイーン👑~


このレシピは「Just gorgeous…✨」が決め台詞のパスタ専門インフルエンサー、その名も”The Pasta Queen”様のもの。
生粋のイタリア人でありパスタを極めた彼女が紹介するレシピはどれも本格的であり、自分で作ってもイタリアンレストランのように美味しくなってくれるのだ。
今回は、これまで彼女のレシピをいくつか作ってみた中でも、材料も作り方もシンプルなのに信じられないくらい美味しい私のお気に入りのレシピをご紹介する。


~”Cobbler's Wife=靴屋の妻”は惚れパスタである~

Cobbler's Wife=靴屋の妻”とは何とも不思議な名前のパスタだ。
そして本記事タイトルにもある「惚れパスタ」とは、このパスタの由来から私が(勝手に)そう呼んでいる。
昔々、自分の夫を惚れ直させようと靴屋の妻がつくったのがこのパスタの誕生秘話らしい。それが現代までわざわざ「靴屋の妻」という名で残っているくらいだ。きっとこのパスタを食べた靴屋夫婦は評判になるほど仲が良くなり、周りが「夫婦円満の秘訣は?」と聞かれれば「このパスタよ♡」と答えるほどだったのだろう(妄想)。

実はこのパスタ、私も先日自分のパートナーに振舞ってみた。結果からお伝えすると威力抜群だった。なんなら破壊力抜群だったと言いたい。なぜ「惚れパスタ」の破壊力が抜群なのか……何を言っているのかわからねーと思うがその日起きたことをありのままお伝えしたい。
その手軽さと絶対に美味しいという予感から一人でこのパスタを作り、そのあまりの美味しさに感動した私は、ぜひパートナーにも食べさせてやりたいと思い週末に家に遊びに行った際に一緒に作ってみたのだ。
もうとにかく美味しいから覚悟しやがれと私が自信満々に作っている間、正直彼はこのレシピに対し少々ナメた態度を見せていた。なぜならこのパスタ、非常にシンプルなのだ。何か特別な食材を用いるわけでもなければソースを1時間煮込んだりするわけでもない。シンプルな材料を、シンプルな手順で調理していく。
彼はパスタを一口食べた途端、まず天を仰いだ。そして絞り出すように言った、「おいしい…何これしゅごい…(原文ママ)」。そこからは2人してひと口ふた口食べる度にひたすら美味しい美味しいと言い続けていたが、異変は完食後に起こった。パスタを食べ終わった彼がなんと…ガチで落ち込んでしまったのだ、食べ終わったという事実に。
大袈裟ではなく、なかなか見ないほどに彼は凹んでしまい、食後から1時間近く明らかにしょんぼりしていたのである。いつもなら翌日に持ち越しがちな洗い物を「皿でも洗わないと喪失感に耐えられない」と洗い出したほどだ。惚れパスタを食べ終わり、彼は失恋してしまったのだ。
惚れパスタとはつまり、食べた者を(パスタに)惚れさせ、食べ終わったら失恋の喪失感を与えるパスタなのだ。そりゃ靴屋の旦那も、こんな威力のパスタを作れる妻からは離れられなくなったことだろう。

前置きが長すぎたが、それではこの魅惑のパスタのレシピを日本語訳する。

~材料と作り方~

【材料】2人分

・スパゲティ200g(太さは1.6mm以上がおすすめ)(私とパートナーは沢山食べるので2人で300gほど食べた)
・にんにく 2~3片
・プチトマト 300g
・鷹の爪 ひとつまみ、または辛めが好きな人は1本分
・バジル 葉っぱ15枚ほど(ソース用10枚・トッピング用5枚)
・削ったパルメザンチーズ+ペコリーノチーズ 好きなだけ:最低でも茶碗一杯分以上がおすすめ
 (個人的には既製品の粉チーズでなく、塊を買って自分で削るのがおすすめ。完成品の味が圧倒的に違う)
・スパゲティのゆで汁 おたま2杯分
・塩 ひとつまみ(スパゲティを茹でる用を除く)
・あらびき黒胡椒 好きなだけ

【作り方】

0.チーズを大いに削る。最低でも茶碗一杯使うと気持ちよくなれる。

1.にんにくはみじん切りにし、プチトマトは洗ってヘタを取り、半分に切る。鷹の爪も輪切りにしておく。

2.深めのフライパン全体に1mm溜まるくらいたっぷりめにオリーブオイルを入れる。そこににんにくと鷹の爪、そしてバジルの葉(トッピング分以外)をちぎって入れ、そして香りが立つまで弱火で熱する。

2.5.このタイミングでスパゲティを茹で始めるとちょうどいい(9分茹でのものを想定、沸騰した塩水で7分~8分茹でる)

3.同じフライパンに切ったプチトマトを入れ、塩をひとつまみ入れる。そして茹で始めて3分ほど経ったスパゲティの茹で汁をお玉一杯入れ、スパゲティが茹で上がるまで中火で煮込む。
※この時、茹で汁をお玉もう一杯分とっておく

4.少し芯が残ったアルデンテの状態のスパゲティをお湯からあげ、3のフライパンに移す。麵全体にソース(油)を絡めたらチーズ入れて3でとっておいた茹で汁を加えて混ぜ、チーズが油に溶け込み麺全体と絡むようにする。※フライパンは中火にかけたまま。

5.火を止めてスパゲティを皿に盛り付け、黒胡椒とバジルの葉をトッピングして完成!


ひとつの皿に二人分のスパゲティの山を作り、大事な相手と一緒に食べるのがパスタクイーンのおすすめだそう。
食べにくそうなので私は皿を分けたが、よりロマンチックな雰囲気にしたい方は是非お試しあれ!

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