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今年の漢字

ワーママはるさんのVoicyをほぼ毎日聞いているのですが、1/1の放送がこのテーマだったので、私も考えてみようと思い、決めました。

今年1年の漢字「整」。

整えたい。

まず、家の中を整えたい。私は片づけが苦手。育った家も、片づけが苦手な家で、それがずーっと不満だったのに社会人になるとやっぱり自分もできなかった。できない言い訳は、時間がないことでした。

それは元をたどれば時間管理ができないこと。

必要なものだけを手元に置いておくことができないこと。

優先順位を決めるのが苦手なこと。

これらの不得手に対して、なにも対策をしてこなかったことがこれまでの人生だったんだなーと思いました。

片づけはもっと根深くて、それをさかのぼると母との関係性というところにたどり着きます。私は母とのかかわりの中で「片づけ」をめぐって自分の中に母を恨むような思いすらありました。

これについては、もっと掘り下げないと書けないような気がするので今は読んでもわけがわからぬ感じですが、ざーっと書いておきます。

結婚し、息子が生まれ、育った家に戻ることになったとき、私の人生が閉ざされたような気持になったのです。生家に戻るということ=あの雑然とした家に暮らさねばならないということ。でも、母は精一杯の片づけをして家を開けてくれていたし、お金が大変なのだから、とすすめてくれ、私もまあいいかな、と甘えてしまったのでした。

赤ちゃんが生まれてしまったら、古い家を、しかもものがいっぱいある家をどうにかするなんて無理。息子の出産は思いがけず危険なそれとなってしまい、産後は体力がないまま自宅でおとなしく暮らすだけの日々。さらには、その年は記録的な大雪。雪かきすらままならぬ状態で、片づけのことなんて現実的ではなくなっていたのでした。

そしてそのまま仕事復帰。そのまま数年。そして、母が来ました。一緒に暮らすことになったのです。母の大量の持ち物とともに。いやだったです。

そして、そのまま数年。片づけたいのに。片づけたいのに。なぜそんなにものを増やすの?捨てないの?持ってくるの?

そういう気持ちが根底にある母との日々がつらかったです、ほんとうにいやだー!と1000回くらい思っていたと思います。

でも、本当は違うんですよね。母がモノをため込むせいで、私が片づけられないとか、そんなはずないの。問題は、自立できていない自分。母に頼らずに生きていきたいのに、頼ってしまうことへのいら立ち。それだなあって、母と住み始めて5年くらいたったときに意識したときですら、それを認めたくなくていやだったのだと思います。

それがだいぶ変わったのは、コーチングに出会ったとき。そのきっかけは、母のけがでした。母は2階に住んでいたのだけれど、割と大きなけがをしたことが原因で2階から階下へ住むことになりました。

母はコロナの少し前、冬のとても冷えた日に、家の前の玄関で転んでしまい、背骨を折るけがをしたのです。そしてそのけがのせいでしばらくリビングに寝ていました。

そのけがにより、それまで住んでいた2階の部屋は難しいねとなって、4か月くらいたった時、1階に住むことにしたのです。

当初、1階には居住スペースがない(つまりリビング)ので、私は、母が1階に住むということなんて無理だと思いこんでいました。それを、それまで関係性に難があった夫に気持ちを話したことでサポートを得、リビングを仕切ればできるのでは?ととらわれない考えを持つ彼に助けられ、ついに母に提案するという大仕事に向かうことになりました。

私にとっては、絶対嫌がられる、という気持ちがありました。ところが、全然そうじゃありませんでした。なぜなら母も同じことを考えていたからです。1階のほうが暮らしやすいことも、リビングを仕切ることも、モノを減らすこともすべて、同じように考えていたのでした。

それなら、ということで、みんなで運ばなければどうにもならない大量の荷物整理を、家族みんなでやろうというプランに代わり、事態が動いて、すばらしくお天気のいい初夏の日に家族5人で引っ越し(家の中だけど)をして、たくさん荷物を運べる息子の成長も感じ、体を動かしてすっきりしたあとにアイスを食べ、母がいた2階の部屋を、せまいリビングに作り替え、私たちにクローゼットの改造もして、ものすごい快適な空間が生まれたのでした。

そこから私のお片付け願望はむくむくと育っています。

この家の中お引越しはおととしの6月の話ですが、去年の6月は庭を造る!ということが実現しました。家の中はまだまだ不要なものがたくさんあって、もちろんリビングは母のものがあるけれど、それは母のスペース。というように割り切って考えることにし、自分が手をかけられるところは不要なものを捨てて行き、清潔に暮らす、というのをテーマにしました。

まずは年末に台所の不用品を捨てて掃除をし、脱衣所も断捨離と掃除をしたのです。それに夫を巻き込んでいます。

2階の整頓もまだ残っていて、3月には割と大きな生活スペースの改造をする予定です。娘のベッドを買い、それに合わせて家具の配置を変える必要があるのをまた家族でやって、「暮らしやすくなったね~!」という完成図を想像してワクワクしています。

少しずつだけど生活を整えていけるようにしたいです。

今年の大みそかにはどんな振り返りができるでしょうか。

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