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腎盂腎炎という病気

母がある晩、急に「何かダルい…」と言うので、熱を測ると39℃あった。
絶対インフルエンザだ!
そう思い、次の日検査をするとコロナ・インフルエンザともに陰性だった。

解熱剤を飲んで収まるかと思っていたが、また夜中38〜39℃の高熱が出た。
陽性が出るまでタイムラグがあると聞いたので、その次の日も検査を受けたが、インフルエンザ陰性反応だった。
お医者さんには「風邪かなー?」と言われて、またお薬が出た。が、また夜中に高熱…。

さらに次の日、母がテレビのCMを見て、急にひとこと。
「これだ!膀胱炎だ!もう1回病院に行こう。」
いつもの天然発言か?高熱で変なことを言ってるのか??
しかしセカンドオピニオンは必要だろう。
妹が婦人科のある病院を探してくれ、前回とは違う病院に行くことにした。

状況説明し、尿検査をすると母の予感は的中。
しかし、膀胱炎よりも進んでいる腎盂腎炎(じんうじんえん)という病気だということがわかったのだった。

簡単に言うと、腎臓の中の腎盂(じんう)という場所に細菌が入り、体調を崩してしまう病気とのこと。20〜30代女性に多いと出てきたが、誰でも起こり得る病気のようだ。

〈起きる症状〉
・膀胱炎
ここで気づいたほうが後々しんどくないらしい。
・高熱
母の場合、高熱なのに汗をかかなかった。
・背中の痛み
痛いからと言ってカイロを貼るのはNGだそうです。
血流が良くなって毒が回りやすくなります。
・風邪の症状は出ない
ただ風邪などで体力が落ちている時に、ばい菌は入りやすいとのこと。母もおそらく風邪がきっかけだろうと言われました。
・のどが渇いて水を欲する
脱水症状が出る方もいるみたいです。我慢せず水分補給をたくさんしましょうとのことです。
・トイレの回数が増える
など。

〈病院での検査・治療〉
・尿検査
これで大体わかるそうです。実は母も違和感を感じていたので、膀胱炎かもと推理したそうです。
・問診
お医者さんが背中をこん!と叩いて、めちゃくちゃ痛かったと母は言っていました。「はい、決まりですね。」と言われたとか。
・点滴・投薬
菌をやっつける薬が処方されます。点滴か飲み薬かは患者さんの状況によって変わるようです。
母の場合は3日連続点滴→飲み薬の処方でした。

今回は母の本能か勘かが働き、快方に向かっているが、「たちの悪い風邪だろう。」と放っておくのは、よくない。
腎盂腎炎は点滴などで治るらしいけど、病状が進行していると入院にもなりかねない恐ろしい病気だ。
膀胱炎より進行していたけども、1度目の点滴で母の顔色がものすごくよくなったので、手遅れにならない段階で見つけれて良かったと思う。

もし高熱が出ているのにインフルエンザじゃないと言われた・トイレの回数が多いなどの症状が出た場合は泌尿器科などを受診するのをオススメします。

泌尿器科恥ずかしい!という方は、尿検査をしてくれる科に行くと良いですよ。今回の母がそうでした。(女性の先生がいいし、婦人科なら絶対尿検査してくれると思ったと言ってました。)

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