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2021年最後の月、12月の注目海外ドラマ『コブラ会』シーズン4

峯丸ともか（みねまるともか）

2021年も、残りひと月ですね。今月注目の新作海外ドラマをご紹介します。
　【海外ドラマファンのためのマガジン126回】

海外ドラマBoardさんでは、5作品紹介させていただきました。
#エミリーパリへ行く
#クィア・アイ
#トワイライトゾーン 　S2
#チャペルウェイト呪われた系譜
#ボバ・フェット / The Book of Boba Fett

noteでは海外ドラマboardさんでは取り上げなかった作品をご紹介します。

『コブラ会』シーズン4　【Netflix】
12月31日配信

「今年、ハマった海外ドラマはなんですか？」と聞かれたら、即答で『コブラ会です！』と答えてしまいます。

映画『ベスト・キッド』（1984）の正式な続編となるドラマで、映画では高校生だった主人公のダニエル（ラルフ・マッチオ）とジョニー（ウィリアム・ザブカ）が、34年後に今度は空手の師匠としてライバル関係になるという空手アクション・コメディです。

このドラマが素晴らしいなぁと思うポイントがあります。
それは、オリジナル映画に対しての強いリスペクトがあることです。

映画『ベスト・キッド』でダニエルに空手を教えたミヤギを演じたノリユキ・パット・モリタさんは、2005年に亡くなっているので、残念ながら『コブラ会』には出演していないのですが、ドラマ内では回想シーンや写真で度々ミヤギさんが登場してきます。

実物はドラマに登場しませんが、この34年間の間、主人公のダニエルは、ミヤギの教えを人生の中で指針として生きてきたのだなと感じさせ、二人の師匠と弟子としての絆の強さが視聴者にも伝わってきます。
ダニエルは、実の父親と疎遠なので、ミヤギのことを師匠として尊敬しているのと同時に、父親のように慕っていた部分があるんですよね。

オリジナルへのリスペクトは、当時映画に出演していた俳優たちが、多数ドラマ版に出演していることからも感じ取れます。

これは続編なので、時を経て本人たちが同じ役を演じることに意味があります。
アラ還になったラルフ・マッチオと、ウィリアム・ザブカは相変わらず素敵だし、コブラ会の師匠だったクリーズ（マーティン・コーブ）も、いまだに強面の悪役をシブかっこよく演じていて、年月を経ても映画の世界観が続いていることが奇跡のようにも感じます。


これから配信されるシーズン４では、ダニエルとジョニーがタッグを組んで、クリーズに挑むのですが、クリーズ側にも助っ人が登場します。

映画『ベストキッド3』で、ダニエルを騙して稽古をつけていたテリー・シルバー（トーマス・イアン・グリフィン）が現れ、ダニエル＆ジョニー組と対決するという、映画ファンにはたまらない展開になっていきます。

まだ、『ベストキッド』すら見ていないという人でも、この記事をここまで読んでくださっていれば、すんなり『コブラ会』シーズン1へ入っていけますよ。
本当に気軽に見られるアクション・コメディだし、各シーズン1話だいたい30分くらいの計10話なので、年末年始に、イッキミをトライできるボリュームだと思います。

2021年12月31日『コブラ会』シーズン4Netflixで配信スタート

映画『ベスト・キッド』（1984）『ベスト・キッド2』（1986）『ベスト・キッド3』（1989）『ベスト・キッド4』（1994）


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