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【第47回】俳優の卵さん必見ドラマ『コミンスキーメソッド』エミー賞2020コメディ部門作品賞紹介⑦

【海外ドラマファンのためのマガジン第47回】

コミンスキーメソッド』シーズン2

俳優として成功するには、何が大事だと思いますか?

マイケル・ダグラスが演じているコミンスキーは、演技の先生
ロサンゼルスで演劇教室を開き、俳優を目指す若者を教えています。

授業で、こんなことを言います。

「俳優組合に所属している俳優の90%は無職だ。どんなに才能があっても、粘り強くても、叶わないものは叶わない。一人前の役者として生涯安定したキャリアを築ける可能性は無に等しい。これが現実だ。」

客観的に見れば、「なるほどな」と思います。だけど、授業を受けている俳優の卵たちは、みんなキョトンとしてるんです。

「自分だけは違う」そう信じているから。

俳優として成功するには、どんなに売れなくても、どんなに結果が出なくても、「自分だけは違う」と信じ続けられるかどうかなのかな。

たいていは、2,3年で、「もう無理」となり、5年、10年、15年、20年と売れない日々が続く。
それでも、俳優の仕事をもらい家賃が払える日まで、頑張り続けられるかどうかなのかもしれないですね。

アメリカでは、特にそうなんだと思います。オーディションで役が決まるから、昨日までまったく売れずに、

「もうこのオーディションで最後にして、俳優をめざすのは辞めよう」

と思っていた人が合格し、ドラマのレギュラーになるなんてことが起こるのです。
この前紹介した『シッツ・クリーク』の長女役アーニー・マーフィーもそうですし、『THIS IS US 』のクリッシー・メッツも、貯金を使い果たし、所持金は数100円だったとか。

そう考えると、がありますが、さらに段階があって、マイケル・ダグラスやアラン・アーキンのように稼いで、さらに名誉も得るというトップクラスの俳優になれる人はさらに一握りですよね。

マイケル75才、アラン86才。この二人のコメディ、最高に面白いです。
最高峰の俳優と言うのは、やはり佇まいから何から違います。
コメディで二人が見れるというのも、贅沢です。

このドラマホントに面白いので、この魅力は、1記事では書ききれない。
また、次の機会に特集したいと思います。

第72回エミー賞 コメディ部門 作品賞 候補作

3ノミネート  IMDb8.2 Rotten Tomatoes 80%

『コミンスキーメソッド』シーズン2

ノミネート主要部門
作品賞
主演男優賞 マイケル・ダグラス
助演男優賞 アラン・アーキン



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