【第31回】『サクセッション』第72回エミー賞まるわかりガイド②
【海外ドラマファンのためのマガジン第31回】
『サクセッション』シーズン2 HBO
【18ノミネート】IMDb: 8.5 Rotten tomatoes :92%
メディア王一家の後継者争い
アメリカのメディア王ローガン・ロイは、体調不良を感じたため引退を考えます。
ローガンの3人の子供たちは、「我こそが後継者にふさわしい!」と色めきたち、アピールを始めるのでした。
シーズン2では、「引退する」と言ったはずのローガンの健康が回復し始めて、「やっぱやめようかな」という雰囲気にもなってきますが、やはり継承争いは続きます。
登場人物が多いので、簡単にキャストを紹介しておきますね。
ロイ家の関係者
ローガン・ロイ (ブライアン・コックス): ウェイスター・ロイコの創設者
マーシャ・ロイ ( ヒアム・アッバス) ローガンの3番目の妻
コナー・ロイ ( アラン・ラック)長男、最初の妻との子。
ケンダル・ロイ( ジェレミー・ストロング )次男、2番目の妻との子
ローマン・ロイ ( キーラン・カルキン)三男、2番目の妻との子
シヴ・ロイ( サラ・スヌーク)長女、2番目の妻との子
グレッグ・ハーシュ(ニコラス・ブラウン) ローガンの兄の孫
トム・ワムスガング ( マシュー・マクファディン)長女シヴの婚約者
ユーアン・ロイ(ジェームズ・クロムウェル)ローガンの兄、不仲
キャロライン・コリングウッド(ハリエット・ウォーター)2番目の妻
この10名が、ロイ家の面々なのですが、黒字になっている8名全員が、今回エミー賞の俳優賞にノミネートされています!!
すごい数ですよね!それだけ、俳優たちのアンサンブルの評価が高いドラマです。
内容としては、跡継ぎをだれにするのかというお家騒動なのですが、会話が、放送できるのか?っていうくらいダークなのがめちゃくちゃ面白いのです。
かなり早いテンポで会話劇を描き、コメディタッチで、セレブ一家のあきれる考え方を描いていくのが痛快です。
超セレブ一家のロイ家は、庶民を見下し、我々とはまったく違う世界で生きています。例えば、継承争いに興味のない長男のコナーは、政治家になると言ってみたり、若いガールフレンドの演劇をお金で上映させたりとやりたい放題。
カネさえあれば何でもできる
状態の一家ですが、会社経営としては順風満帆というワケではなく、買収問題やスキャンダルが続出するんです。
シーズン2を観終わるとすぐにシーズン3が気になってしまう、おすすめのドラマです。
第72回エミー賞の作品賞は、『オザークへようこそ』と『サクセッション』の争いではないかと予想します。
さらに、助演男優賞は、キーラン・カルキンに、主演女優賞は、サラ・スヌークにも可能性があるのでは?
詳しい予想は、9月に入ったら記事にしていきますのでお楽しみに。
エミー賞ドラマ部門作品賞について詳しくはこちらをみてください。
次回は、『マンダロリアン』について率直な感想を書きたいと思います。
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