見出し画像

【第50回】世界には、まだまだ知らないことがある『アンオーソドックス』エミー賞2020リミテッド・シリーズ作品賞紹介③

【海外ドラマファンのためのマガジン第50回】

ユダヤ教について、何も知らなすぎる

海外ドラマではよく、クリスマスではなくてハヌカーをやったり、
結婚式でグラスを踏んで割ったりするシーンが登場します。

でも、厳格な正統派ユダヤ教のコミュニティについては、何も知りませんでした。

今年の2月に『ロニートとエスティ』という映画を見たのですが、この映画でも厳格なユダヤ教コミュニティで育った二人の女性を描いていました。

レイチェル・マクアダムスの髪型かわいいなと思っていたら、カツラだったので驚いたのですが、厳格なユダヤ教徒の女性は、地毛を短くカットして、カツラをかぶっているということを初めて知ったのです。

『アンオーソドックス』でも主人公のエスティを演じているシーラ・ハースが実際に髪をそるシーンがありあます。

このドラマは、ニューヨークの超正統派のユダヤ教コミュニティから抜け出した経験を持つデボラ・フェルドマンの回顧録「Unorthodox」が原作。

今でも実際に厳しい戒律を守って暮らしている人々がいる。
信じる宗教は自由ですが、もしそこに疑問を持ってしまったら、コミュニティに留まるのは難しい。そうなると、家族を捨てて脱出するしかないのかもしれません。

世の中には、まだまだ自分の知らない世界が存在するのだなぁと驚き、無知さを思い知らされた次第です。

海外ドラマや映画で、自分の知らない世界のストーリーを目の当たりにできるというのは、ありがたいことだし、貴重な経験だなと思います。

こういう世界もあるのか

と知るきっかけになるドラマも見てみると、結果的に自分の世界が広がることにつながるのではないでしょうか。

第72回エミー賞 リミテッド・シリーズ部門 作品賞 候補作

8ノミネート『アンオーソドックス』Netflix

IMDb8.0 Rotten Tomatoes 95

ノミネート主要部門
作品賞
主演女優賞 シーラ・ハース
監督賞 全4話 マリア・シュレーダー
脚本賞 第1話「Part1」アンナ・ウインジャー



サポートは、サークル活動&交流サイトを作る基金に使用させていただきます!