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【第18回】発表!2020年上半期海外ドラマベスト3

【海外ドラマファンのためのマガジン第18回】

前回ご紹介した41本の中から、2020年上半期、ベストドラマ3本ご紹介します。あくまでも個人的感想なのでご了承ください。
前回の記事↓

ベスト3はこの3本です!(順位なし)

『サクセッション 』シーズン2

このドラマ日本語タイトルが錯綜していて、「キング・オブ・メディア」と「メディア王~華麗なる一族~」というのがあるのですが、原題は『Succession』です。

引退しようとしたメディア王の子供たちが、後継者争いをするという物語。ストーリーとしては、アメリカのメディア王ルパート・マードックと、シェイクスピアの戯曲「リア王」がベースになった架空のお話です。

アメリカ人好みの、セレブ一家の内輪もめ物語なのですが、ダーティジョークたっぷりで「笑えないけど笑えちゃう」という大人向けのエスプリたっぷり。
「なるほど」と「ダメじゃん!」の間をついてくる笑い(表現ヘタでごめんなさい)が、なんともハイセンスです。

【お気に入りキャラ】
ローマン( キーラン・カルキン)
エミー賞にノミネートされたほどのクソ男ぶりは一見の価値あり。
メディア王の甥、グレッグ(ニコラス・ブラウン)
天然ぶりに癒されつつも、後継者争いの大穴になる可能性もあり。

『シェイムレス』シーズン9

フィオナ・ギャラガ―役のエミー・ロッサム卒業シーズン。
シカゴの低所得者層が住む地域に住む家族の物語ですが、父親のフランクがまあヒドイ親で。

働かない、子供の面倒みない、トラブル持ち込みは当たり前。
フィオナ、リップ、イアン、デビー、カール、リアムの6人の子供たちは、自分たちでお金を稼ぎながらギリギリの生活をしていきます。

その極貧生活を、タブーなしのダークな笑いでぶっこんで来るのですが、ところどころ、「あ、その気持ちわかる」というホロリポイントがあるのが魅力的です。

【お気に入りキャラ】
デビー(エマ・ケニー)

番組スタート時は13才だった彼女も、21才に。成長するにつれて、姉のフィオナとは違うタイプのビッチに育ちました。でも純粋なんです♡
ケヴィン(スティーヴ・ハウィー)
このドラマに登場する唯一のイイ人といっても過言ではないのですが、夏休み限定で麻薬の売人をやってます。

『ウエストワールド』シーズン3

シーズン2から約2年待ってのシーズン3。3月16日からの世界同時放送がうれしかったのですが、最終話だけコロナウィルスの影響で同時放送ではなくなってしまいました。(仕方ない……)

ウエストワールドというテーマパークでは、人間と見分けのつかないアンドロイドがホストとして働いています。
ホストに対しては、「何をしても良い」というのがウリの大人のテーマパークです。

そのホストたちが反乱を起こすのですが、あえて説明しない描き方が特徴的!
登場する人物、アイテム、設定など、「あなた誰ですか?」「これなんですか?」「それってどういう意味ですか?」という言葉が視聴中の頭に飛び交います。

今シーズンも相変わらず難しくて、吹替版をもう一度みて、いろいろ確かめたいと思います。

【お気に入りキャラ】
バーナード(ジェフリー・ライト)
なぜか登場人物の中で一番感情移入してしまう男。物語の中で聖人になるのか、元凶になるのか、いまだに判断がつきません。
ケイレブ(アーロン・ポール)
シーズン3から登場したキャラクターですが、かなり重要な役柄で驚きました。これからどうなるのか気になります。

以上ベスト3でした。

2020年後半は、どんなドラマに出会えるのか楽しみです!



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