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夏休みの計画は子どもが決める!

夏休み真っ盛りですね

夏休みはいろんな過ごし方があると思うのですが
この時期だからこそお父さんお母さんは
子どもに主導権を持たせてあげてほしいなと
思うんです

旅行に行ったりイベントに行ったりという
家族で過ごす計画も
どんなふうに過ごしたらいいかを
子どもが計画するんです

これは小学校1年生だってできると思います

するとどうなるかっていうと
子どもってお父さんやお母さんが喜びそうなことを考えるんです
だから
「お父さんこれしたら楽しい?」
「お母さんこれしたい?」って
探ろうとするんですよ

それだったらその企画のプロデューサーになってもらって
任せてみてはどうでしょう

画用紙でもなんでもいいので
とにかくその計画を書き出してみましょう

もちろん危険が伴いそうなことは軌道修正しながらね

小学生、とくに低学年の子だったら
頭の中にイメージが浮かんでいるから
きっと絵で表現すると思いますよ

そんなふうに絵でできた計画書を作ってもらっても
おもしろいんじゃないかなって思うんですよ

もし子どもたちがどんなことをしたらいいか
アイディアが出てこなかったら?
そのときは、
気づかれないようにヒントを出していきましょう!
これが対話につながっていきます

例えば、
「映画に行く?」
「映画って夏休みじゃなくても行けるもんねぇ」とか

すると子どもは
「お母さんは何したいの?」
「どっか行きたいとこあるの?」って
と聞いてくれると思います
「そうねぇ、こんな機会だから●●してみたいな」って言えば
きっとそれを計画のなかに入れてくれますよ

こんな対話を通じて子どもは「計画を立てられる!」っていう
気持ちで話を進めていくんです
もちろんかかる時間は個々で違うかもしれないけど
その場合はちょっと促したりしながら
あくまで子どもが立てた計画として実行に移すということが大切

もし仮にあんまり気が進まない計画だったとしたら
「これはちょっと苦手だなぁ」って
正直に言えばいいんですよ

喜んだ「ふり」されたら嬉しくないですもんね

正直に伝えると、
こどもは、新しい案をまた見つけてくれますよ

そして夏休みの計画と言えば学校で
日々の過ごし方計画を立てなさいと言われますよね
ラジオ体操や宿題の時間なんかが盛り込まれているわけですけど

例えば、今日ラジオ体操も宿題も
したくない!と、子どもが言ったら
それを尊重してあげるのもひとつですね

みんな同じことをする必要はないなって私は思っているんです
学校から言われたからって絶対やらなきゃいけないのか?

大事なのは本人が納得しているということ

もし子どもが「やりたくない」って言ったら
なぜやりたくないのかを説明してもらいましょう

学校生活の中ではもともと決まったルールがありますが
夏休みは違いますもんね
だから枠にはめようとせずに、子どもの成長を見守りましょう
子どもが一番成長するときです

私は子どもの頃からそういう型にはめられることに反発があったんです
なかなか口には出せなかったけど

だから宿題も納得いかないものはやらなかったりしました

「あなた宿題はやらなくてもいいのね?」って
母に言われたときは
「全然やらないわけじゃない、やるものもあるよ」
「あ、そう。選択してるんだ」

「でもギリギリになって『手伝って』は絶対なしよ」って
釘を刺されましたけどね(笑)
母もいろいろ考えていたんだと思います

だから子どもが「やりたくない」って言ったとしたら
理由を聞いてくださいね
その上で親として言うべきことは言いましょう
ちゃんと自分で責任を持つんだよということを
ここで伝えるんですね

親子の意見が一致しているべきなんてことはありません
子どもの成長とともにすり合わせは必要だけど
お互いの考えを尊重するということを
理解していくことが重要なんです

夏休みの計画や宿題の話をするのも
これって全部「コミュニケーション」なんです

子どもは自分が主体性を持ってやったということで
自信をつけていくわけだから
うまくいかなかったからって「ほらみてごらん!」って
いうお叱りモードはどうかなしにしてください

つまり親は夏休みだからって
自分たちが一生懸命「なにかしてあげなきゃ」って
気負わなくてだいじょうぶですよ

2022.8.2
下向峰子


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