【自閉と愛着③ 行動支援】
昨日に引き続き
自閉と愛着 両方の課題を持っている
お子さんに対する支援についてご紹介します。
米沢先生は
行動支援においても、いくつかの方法を提示されています。
今回は、その中から1つだけを紹介します。
それは
「これだけは、しよう支援」です。
どうしても 僕たち 教師は
子供に多くのことを求めます。
例えば ノート 1つ 書かせるにせよ
実は様々なことを求めています。
①指示を理解する
②自分の意見を考える
③ノートに書く
④濃く書く
⑤きれいな字で書く
⑥姿勢をよくする
子供たちにとっては
何を書くか考えているだけでも
結構なワーキングメモリを使います。
殊更、愛着に課題があるお子さんは
一度に複数のことを指示されることで
一気にやる気を失ってしまうということがよくあるそうです。
したがって 「これだけはしよう」とやるべきことを明確にすることが大切になってきます。
あれもこれもを求めるのではなく
先生が言った
これだけは仕方ないから
やってやろうか
そういう風な関係になるのが
愛着形成においては、ある意味、理想的 だそうです。
僕たちは
どうしても、何でも言ったことを
「はい。」
と聞くような関係を目指してしまいます。
しかし、それはやはり どこが 無理があるのだろうと最近は思います。
基本的に、
これだけはしよう
をしっかりと持ち
それ以外は
少しは緩さを持つのも非常に大切なことなのかもしれません。
もちろん、できている子を褒めていきつつなのですが。
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