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教室は間違うところだ

「教室は間違うところだ」

という詩(絵本)があります。

最近の先生はご存知ないのでしょうか?

僕が新任のころには
よく子どもたちに読み聞かせをしたり
暗唱させている先生もいました。

素晴らしい詩だと思います。

この教室は間違うところだ

という概念が

子供たちに入ると

劇的に授業はしやすくなり
学級経営もやりやすくなります。

しかし

この思想
考え方を子供たちに入れることは非常に難しくもあります。

だって、大人でも
間違うのは嫌ですよね。

ただ、最近は
難しいと思うだけではなく

そこに愛着の視点で、考えることができるようになってきました。

教師がキーパーソンになり、
子どもたち一人ひとりと関係性ができ

さらに、子どもたち同士がつながっていくと、

教室が安心安全の基地になっていきます。

そして、
この安心安全基地が形成されることにより、

子どもたちは、チャレンジできるようになっていく。

このチャレンジするための
もとになるような
エネルギーを蓄えることができる基地を

愛着障害の専門家米澤先生は、

探索基地

とおっしゃいます。

教室が安心安全の場となり
探索基地として、機能するようになって

初めて

「教室は間違うところだ」

と思えるようになるのだと思います。

この状態になると、

討論が成り立つようになる。

そして、一つのことを考えているのに、
多面的、多角的な意見が出てくる。

まさに、これからの社会で必要な能力を養う授業ができるのだと思います。

明後日のせんり例会で、お話する予定です。

宜しければ、是非いらしてください。

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