髪は女の命!と言いますが、神社で奉仕する巫女は必ず結べる長さがないと奉仕できません。それは髪飾りを付ける為です。

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初めて巫女さんが髪飾りを付けているのを見た時、「うわぁ~~素敵!!」と思いました。
髪は神に通じるので、髪飾りを付けると言いますが、髪に熨斗を付けているのを見て巫女自身がお供えなのかな・・・と思いました。
初めて神楽舞を習ったときに先生は「神楽舞は神饌と同じく神様へのお供えです」と仰ったけれど、髪に熨斗をつけた巫女が舞うのを見て納得。舞姿そのものがお供えって素敵だな~といつも思います。


伝統的に女性の髪って特別なものですが、とりわけ中世は髪繍(はっしゅう)という髪を糸として用いた掛け軸が多く制作されました。

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それは故人の弔いであったり、死後の冥福のために制作されました。
髪の切らない限り伸び続けるという特性は持ち主の魂を表し、また生きた時間の証になります。
この頃の仏像の胎内には髪だけでなく、歯や爪が納入されているケースが多く見受けられます。髪や歯は腐らず残ることから仏縁を結ぶものとして考えられたと思われます。
そういえば靖国神社の遊就館にも髪の毛で編んだ綱が展示してありましたね👆
髪は神に通じ、死後も願い続ける、身体の中でも特別な部分なんですね。神様だけでなく髪様も拝まなくては!笑

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