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うたの誕生祭

足の怪我で休養中に、突如としてうたが生まれ始めた。

私の場合は「自分で作ろう!」とか「やろう」とするより、脱力して「自分」を手放さないとできないようだ。そして、出来上がった曲に対しても「自分のうた」という執着は捨てて関わるのがいいみたいだ。良い悪いもなく、判断せず、生まれたものをひたすら自由にさせる。そのうたを自由に泳がせていく。そこから観える景色を眺める。そんな風にうたと関わりたい。

生まれた唄をひたすらうたってみてからギターとうたの先生:Isaさんに聴いてもらい、ブラッシュアップして人前で口を開けていきたい。

よしたみねこnote「閉した貝が口を開いて唄になる」

友人から譲ってもらった「怪獣の子供」を読み、この漫画のクライマックスにある「誕生祭」のように、数多ある生命のひとつとして歌おう! と思えた途端、不思議なことに歌が生まれ始めた。「私」というものを超えたところで、ある意味自分のエゴがない状態になってオリジナル曲が生まれていく。

2日で4曲、その後も3曲できた。ぜんぶ2分くらいの短い歌。短すぎてパンクみたいだけどパンクじゃない。1番とか2番とかもない鼻歌みたいに単純で、商業ベースには乗らないような歌。それを「私のオリジナル曲です!」と言うのは少し怖くもある。だけど、生まれてきた歌たちを私の大切な歌だと認めて差し出せるのは私しか居ない。作り出した私こそ、その歌たちを信じていたい。出来上がってから、たまにその歌たちが頭の中に流れるので、きっと大丈夫。そして、「せっかく生まれた歌を音楽仲間に見守ってもらいながら、一緒にライブがしたい!」と自主企画ライブをすることにしました。

ふだんはどちらかと言うと人のサポートや応援する方が得意な私ですが、誰かを応援するように今は自分を応援しようと思います。

自分では気に入っているし、外に向けて歌ってみたい!というワクワクした気持ちと、何だかすごく怖い気持ちもある。

noteの文章は、出来事や考えてることを客観的に見て、人にわかりやすく話すように書ける。だけど歌の歌詞は、私にしかわからないことや、もっと深い内面や、ふだん見せない私を露わにするような、隠していたものを差し出すような感じがある。否定されたら立ち直れないかもしれない。それが怖いんだと思う。

せっかく生まれた歌。誰からどう言われても、私が胸を張って小さくても心を込めて歌えば届くと信じて、歌うことから逃げないでいようと誓うように歌います。うたの誕生祭というより、何だかうたとの結婚式みたいだなぁ。

気負わずに脱力して、喜んで歌い、集まってくれた方々と喜び合えますように!

以下、「うたの誕生祭」の詳細です。


この写真は実は私の誕生日の日に撮りました

2023年11月2日(木)
吉田峰子オリジナル曲全出し!自主企画
「うたの誕生祭」開催!!

舞子の「こずみっく」にて、私から生まれ出たオリジナル曲ぜんぶを歌い切る「うたの誕生祭」という自主企画ライブをします!

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「うたの誕生祭」@こずみっく
18:30 OPEN / 19:00 START
出演:サトコリン/sarisari /吉田峰子
charge 2,000円(2drink付き!)

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たくさんの涙と共に初めて納得いくオリジナル曲ができたのが2022年4月22日。それからしばらくは何の音沙汰なしだったのが、左足の療養期間中に「海獣の子供」を読み、「どんとの【おめでとう】は、人からすべての生命の誕生を祝う歌ではなく、この海の中の誕生祭みたいに生命のひとつになって歌う歌だったんかも知れない! 私もこれからはそんな風に歌おう!」と悟ったように感じてからスイッチが入ったみたいに2日間で4曲生まれ、さらに最近また1曲できた。

それはとても短い簡単なことばの歌ばかり。実年齢に対して、かなり子どもっぽい気もする。でも、私が作ったというより、私を通して出てきたようなその歌たちを聴いてほしい!という想いが溢れた。

親愛なるギターとうたの先生Isaさんに聴いてもらい、直すところはなく非常に私らしい歌だと太鼓判を押してもらえたことから、「私が歌うことを応援してくれた音楽仲間に囲まれてオリジナル曲のお披露目をしたい!」と企画しました。

場所は私の足が治るのをあたたかい心で待ってくださった舞子のこずみっくで。こずみっくで出会った音楽仲間であるサトコリンとsarisariと。

サトコリンは主催の沖縄DEナイトに声をかけてくださったり、しっかり歌を聴いて感想をくれる。ご自身が歌う時は、その歌を大切に愛しんで歌う信頼できる唄者。

sarisariは、久美子さんと西表島の話題からつながり、与那国出身の円蔵さんに出会い、色んなお話ができる仲に。ふたりの音楽はもちろん、おふたりの人柄や久美子さんが作る焼き菓子も大好き!

そんな心強いメンバーに囲まれて、私が安心して喜んで歌える場をつくりました。

オリジナルは私がふだん見せない部分もモロだしな歌。歌に嘘をつきたくないので、何ていうか、私にとってのオリジナル曲は恥部を見せるくらいの気持ち。意味がわからん、理解できないかも知れないし、人の理解を求めていない。カッコ良くも可愛くもなく、ひたすら私らしい歌。

そんな私のオリジナル曲全出しライブを、一緒に祝い、目撃してください!

お待ちしています!

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