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トラッキング現象による火災について

【介護】トラッキング現象による火災

冬は火事が多いです。
火災発生時期については12月〜3月までの冬の間が多く特に注意が必要です。

意外に多いのが、差込プラグやコンセント、コードなど配線器具からの出火です。

以前の、コールセンターで電話を取っていました。その時、一ヶ月に3件程度、家電から火が出た、という連絡がありました。
機械が壊れている可能性もあるので、そういう時はすぐにスタッフが自宅に伺います。

ところが、別に多いのが

『コンセントから火が出た』。

この場合は、コンセントやプラグについた埃から出火する、トラッキング現象が考えられます。

だれもいない部屋なのに、コンセントに挿しっぱなしのテレビのコード。
扇風機。本棚の後ろのコンセントに刺さっている使われていない電子ピアノのコード。

心当たりはありませんか?

トラッキング現象というのは、コンセントについた埃に湿気が加わり、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されます。
その熱がコンセントに接する絶縁部を加熱し、電源プラグの刃と刃の間に「トラック」と呼ばれる電気の道をつくります。
そこから放電をおこし、発火する現象です。

洗面台にある、使われてないドライヤー、脱毛器の充電器、そういったものはありませんか?
使っていない家電は処分しましょう! 
また、窓の下のコンセントも危険です。
冬場の結露で、知らずのうちに湿気がたまっている可能性があります。

年末に大掃除をすると思います。その前に、コンセント周辺だけでも確認してください。
くまた掃除しにくいなと思ったら、家具を動かすのも手です。掃除しやすい配置にするだけで、トラッキング現象を防げます。

冬場に家を失うことのないよう、また故郷の父母の家も掃除してあげてください。

■ トラッキング現象対策

・使っていない電気器具のコード (プラグ)は、コンセントから抜く
・コンセント周りをこまめに掃除する
・タンスの裏側など、目の届きにくい場所のコンセントはなるべく使わない
・たこ足配線は止める

トラッキング現象について、詳しい情報はこちら!


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