見出し画像

意外とあっけなかった話 - プロローグ

【2020/12/04】やめるときって意外とあっけないんだなあ、なんて他人事みたいに考えていた。(中略)わたしは今日、仕事を辞めた。飛んだ。


これはわたしのiPhoneのメモに残されている日記の一部。



2020年12月4日。



この日がわたしのこころの命日になった。



一度は自ら人生の幕を下ろそうとしたわたしだが、新大阪行きの新幹線の中で、冒頭の日記らしきものを書き始めた。



それは徐々に数を重ね、遺書のような、死んでしまったこころの供養のような記録となった。



いついなくなってもいいように書き始めたことだけはかすかに記憶している。
しかし、同時に「いつかありきたりな話のひとつとして世に出そう」と矛盾した思いも抱えていた。



そう、きっとこれは、ありきたりなお話。



世間知らずの女が、信じる人を間違えたお話。



コロナ禍で変わってしまった業界の変化を受け入れられなかったお話。



不安障害に苦しめられ、なんとなく付き合えるようになるまでのお話。



書き残した日記らしきものをもとに、当時と今の状況、そして思いをある意味 他人事のように綴っていこうと思う。


◇ 今後、お読みいただくうえでの注意事項とお願い ◇



・性被害、不安障害についての記述が出てきます。それを踏まえてお読みいただき、不快感や嫌悪感を感じた場合は、閲覧をおやめください。



・不安障害と診断される前後、感情の赴くままに書いた日記をもとに執筆していきます。過激な表現などがありますが、できるだけそのまま掲載したいと考えています。理解しにくい点も多々ありますが、ご了承いただきますようお願いいたします。



・不安障害はじめ、精神疾患に関する症状はひとりひとり異なります。よって治療法なども様々です。これから執筆する治療法は、あくまでわたし個人のものであり、それをご理解いただいたうえでお読みください。



・わたしの前職(夜職)の記述があります。前職時代に、不安障害の原因となる出来事が起こりましたが、ナイトワークそのもの、及び現場で働いている方・関係者の方を貶める意図はございません。



・不安障害はじめ、精神疾患を抱えておられる人への差別・偏見を助長する意図はございません。



・一般的な道徳や倫理からかけ離れすぎていて、不愉快な思いや怒りを感じた際、または医療的な観点から誤解を生むような記述がありましたら、コメントかTwitterのDMでお知らせください。該当箇所の訂正や削除も検討させていただきます。



以上、多くの項目に渡るお願いとなってしまいましたが、ご理解のほどよろしくおねがいいたします。



それでは、次回からの執筆でお会いできることを楽しみにしております。

お読みいただき、ありがとうございます。いただいたサポートは、今後の成長のための勉強と命の水(ビール)に充てたいと思います。