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意外とあっけなかった話【7】

前回のお話はこちら ▽


【お読みいただく前の注意事項とお願い】

・不安障害と診断される前後、感情の赴くままに書いた日記をもとに執筆していきます。過激な表現などがありますが、できるだけそのまま掲載したいと考えています。理解しにくい点も多々ありますが、ご了承いただきますようお願いいたします。



その他、詳しくはこちらの記事をお読みください。


【2020年12月19日】


こっちに来てから初めて雨が降った。予報通りの通り雨。



かつての憧れだった都会に住んで2週間が経った。毎日が悩む日々。これでいいのか。いや、よくない。でもこれでいい、と自分を納得させるだけの日々。たぶんイシダさんもそう思うところはあるんだろう。



今日はずいぶん疲れたみたいだ。冷蔵庫が充実するとうれしい。



久しぶりにお姉さんにLINEをした。迷惑をかけていると思う。



店長は後悔してるらしい。なにをいまさら、ざまあみろの気持ちしかない。それを知れただけでにやける。



わたしは意外と酒が強いのかも知れない。顔にはすぐに出るけども。ひとつでも強いところがあってよかった。



明日は晴れるといいな。

当時について、いろいろ

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かつての憧れだった都会に住んで2週間が経った。毎日が悩む日々。これでいいのか。いや、よくない。でもこれでいい、と自分を納得させるだけの日々。


田舎で生まれ、田舎で育ったわたしはいつか都会に住むことを夢見ていました。



それがまさかこんな形で叶うとは思わず、多少のうれしさはあったものの戸惑いやこれからの不安が大きかったです。



もう戻れないし、戻りたくもありませんでした。それならば前に進んでいくしかないことは自分でもわかっていました。



しかし、考える日々は続きます。これでよかった、と自分を納得させる方向で思考は終わるのですが、しばらく経つとまた同じことを考え続けていました。


久しぶりにお姉さんにLINEをした。迷惑をかけていると思う。
店長は後悔してるらしい。なにをいまさら、ざまあみろの気持ちしかない。それを知れただけでにやける。


急に飛び出してきたので、寮には個人的に契約したものがちらほらあり、その手続きや立ち会いをお姉さんにお願いしていました。



その際に軽く店長について聞くと、後悔していると教えてくれました。



それを聞いたときはざまあみろと思いましたね。自業自得だろうよ、と。もらった言葉をそのまま返したい気持ちでいっぱいでした。

当時といまの答えあわせ

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当時のことを書くにあたって、お姉さんとのLINEを見返してみました。



すると「店長は、わたしに対して言ったことに後悔しているわけではないかもしれない」ということに気付きました。



お姉さんとも詳しくやりとりしたわけではないのですが、今はそんな印象を受けました。



そうなると「だから店長はあの口調でああいうことを言ったんだな」と妙に納得してしまいました。



当時はざまあみろと思っていましたが、向こうからしたらわたしがざまあみろの対象だったのかもしれません。わたしなんかしたっけ。なんもしてなかったからか。



当時もいまも、このことについて思い出したり考えたりすると、思考がシャットダウンされるような感覚になります。過去に実際あったこと、としては捉えられますが、そこから深堀りできないのです。



次回のメモはクリスマス。心強い先輩になる存在が現れます。



それではまた次回に。お会いできることを楽しみにしています。

お読みいただき、ありがとうございます。いただいたサポートは、今後の成長のための勉強と命の水(ビール)に充てたいと思います。