真夏の大冒険。忘却
3.那須岳〜朝日岳
4.あの頃ペニーレインと。
5.最終章。浅間隠温泉郷。
夏に行った遊びの話。
時間が経ってしまって、何が言いたかったのかすっかり忘れてしまったな。
前回書いた文章が春樹さん風の文体で終わっていて恥ずかしい。
有料にしておいてよかったな、と。笑
とってもドラマティックな旅だった。
いつもハプニングの連続で生きてきた事を思い出した。
予定の山登りの日程の後に、東京から1時間距離の温泉でゆっくり一泊のご自愛旅にしようと計画していたんだけど、
うっかり向かった先が予定の旅館の場所ではなくて、たぶん多くの人は車で移動するような山中にポツンと降り立った私。
大ピンチの切り抜けモードに切り替えるとすぐに町役場を調べて駆け込んだ。こういうときの行政はとてもあたたかいと知っている。
営利を目的としないのんびりと退屈にすぎていく日々のちょっとしたスパイスのように私を扱って助けてくれる。
日本は平和だなと思う。
最終のバスなどを乗り継いで乗り継いで、結局とっても山奥の秘境にたどり着く。
向かう途中に、最後の送迎バスのような旅館専用の100円乗り合いバスに乗り始めて、山の中を深くうねるような道を登って行く時の辺りは暗闇で、激しい豪雨と雷が私たちを導いた。
なぜこんなところに来てしまったのだろう、
ヤフーの注意報が周辺の80mmの豪雨を告げる。
山肌から溢れるような激しい水の音とすぐそば(道を挟んですぐ横)を流れる川の轟音、破れるような雷鳴、振動。
夜に入った露天風呂は最悪だったし(虫たちが浮かぶ泥水だった。ほぼ水)
たぶん、私はここで死ぬんだな、と思った。
死ななかったけど、確かにこれまでのわたしが死んだのだと思う。
きっとここが分岐点になったのだと思える旅でした。
最後、雑。笑
細かいエピソードはまたお酒でも飲みながらお話しできる距離で。
思考優位を解放したくて、実践したら、表参道で第七チャクラにカマキリが乗って、導かれるように山奥の秘境でこれまでわたしが消えた。
執着を手放そうと思ったのだな。
そう、そしたらキラキラの朝を迎えて、見つけた内風呂がたまらん最高で、
昨夜到着した時は悪魔のように見えた旅館の主が優しくて(そりゃそうだ、ひとり分のために食事も片付かない、仕事も終われないんだから悪魔対応になるわけだ)女将も親切だった。
本来のわたしがよく出会う人々の様子で、少し安心した。
楽しかった。
もう、2度とふりかえらないように、来年に持ち越さないように注意深く。
真夏の大冒険、おわり。
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