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所感 「佐藤可士和展」

先日、新国立美術館で開催されている佐藤可士和展に行った所感です。
一度ではありますが、仕事でお会いしたこともあり、気になっていました。

ご存知の方も多いと思いますが、佐藤可士和は日本を代表するクリエイティブディレクターで、博報堂でアートディレクターとして斬新な広告プロジェクトを手がけた後、独立して企業やミュージアム、地域産業まで多種多様な分野で革新的なブランド戦略を手がけています。

この展示会では、佐藤可士和の約30年にわたる活動の軌跡が紹介されています。

会場内は、佐藤可士和が手がけた作品が時系列に展示されていて、誰もが一度は見たことのある企業広告などが並んでいます。

入口で音声ガイドへ誘導するQRコードが案内されているので、それを聞きながら観覧するのがオススメです!

個人的に面白かったのは、企業ロゴを展示しているエリアです。

目にしたことがあるものも多くありますが、どうやってこれらのロゴが生み出されたのか解説を聞きながら見るのは面白かったです。

例えば、誰もが知っているUNIQLOのロゴ。
ファーストリテイリングの柳井正会長から、日本発のブランドとして世界に発信する上でリブランディングしてほしいと依頼を受けて作られたものです。

カタカナは外来語を表記する時に使われる日本固有の文字で、日本から世界に発信していくというコンセプトが表現されています。
ただ、それだと外国人には読めないので、アルファベットロゴを並べる独特のロゴが誕生した経緯が解説されていました。

佐藤可士和という名前は聞いたことがあるけどよく知らないと言う人には、これまでの経歴が作品と合わせて見れるいい機会と思いました。
知っている人にも、どのようにヒットが生み出されているのか思考回路の一部を垣間見れる展示会だと思います。

5月まで開催しているようなので、興味を持たれた方は是非行ってみてください!
↓開催概要は以下参照↓

SATO KASHIWA / 佐藤可士和展
2021年2月3日(水) - 5月10日(月)
10:00 - 18:00

国立新美術館 企画展示室1E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2

https://kashiwasato2020.com

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

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