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「実は、僕だったんです」

問題は視点を変えると小さくなるというお話。

私たちの日常は【問題】が起きた時、実はいろんなものがくっついて【問題】が大きくなっていることがあります。

実際に起きたこと、〇〇さんの想い、♡♡さんの立場など、いろんな感情問題がくっつくと、人から見るとそれほどのことではないのに問題が大きくなったりすることは誰しも経験があるかもしれません。

マインドワーク®研修を繰り返し導入して、大きく変化した会社があるんです。
(このお話は公開 ご了承いただいています)
幹部職員が全員辞めるかもしれないという危機のもとで研修を導入してくださいました。

最初のきっかけをお聞きしてみると
「残業した時、ゴミを他人の机に放置した人がいた。その人が名乗り出ず犯人探しが始まって、空気が凍って、みんながこんな会社辞めたいという流れになった」ということでした。

いやいやいや、そんなゴミ、犯人探しせずに気付いた人が捨ててあげればいいのでは?と、他人からみると思いますよね。

でもね。人の感情問題はあれこれくっついて問題を大きくするのです。

「問題はどこにあるんだろう ?」
「いったい本質は、みんな何に腹を立てているんだろう?」
「何をわかってもらいたいと思っているんだろう」
問題から少し離れて、落ち着いて見方を変えることで問題の本質が見えてきます。

今、起きている表面の物事ではなくて 「これは何が言いたいんだろう」と少し距離をあける。
この力を訓練して身につけてみる。
これは、現場では口でいうほど簡単ではありませんよね。

10ヶ月ほど研修を繰り返したのち、打ち上げ会のときに
「実はあのゴミ、僕だったんです」と告白してくれた人が現れ、
みんなで「お前か!!」と大笑いで突っ込める空気となりました。

今日はちょっと問題を俯瞰してみる。
そんなことを意識してみてはいかがでしょうか?

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