数では測り得ない熱量
4/22土曜日、キャッチオールのツアーに行ってきた。
キャッチオールのバンド、それ以外のバンドの入り混じった、とてもとても熱量の高いライブを味わい、何かnoteに気持ち的なものを書きたくなったので記しておく。
ライブっていうものは集客が多くて、人で溢れ返る空間になればなるほど、否が応でも盛り上がる。
それは人の数だけ、フロアに熱が籠もるから。
けれど、人の数だけで測ることのできない熱量がある。
それを今回のキャッチオールツアーで改めて実感したからだ。
集客が少なくても出ているバンドが熱量を込めてライブをして、そのバンドのことが大好きな人たちがフロアで盛り上がれば、互いが共鳴するようにそれぞれの熱量が上がり、楽しさがフロア全体に響き渡るように木霊する。
純粋に音楽が好きな人たちが純粋にアホになり、純粋に笑い合える空間になるから。
もちろん、ライブをする上では集客は大事ではあるし、現実的に続けていけるだけのものが必要となる。
けれど、数が増えれば色々な人の境界線があって、純粋ではないものが見え隠れしたりもする。
数が多くても、盛り上がらなければ楽しいライブとはなり得ない。
数だけでは見えない純粋なエネルギーの塊。
何をしたって笑えることのできる空間。
そこで生まれる爆発力はその場にいる人たちが共有できるもの。
好きなものを選んで、その場にいるからこそ。
熱量はその場にいる人たちのエネルギー量によって変化する。
そう感じさせてもらえた。
人が多かろうと少なかろうと大好きなバンド、大好きなグループが全力で気持ちを込めたライブをしてくれる限り、俺も全力で純粋に楽しむし、ライブをしてくれる人たちにエネルギーを返したいと思っている。
こいつがいるから、まだ踏ん張ってやってみるかって感じさせるような。
ライブは生きてるからこそ、数だけど数じゃない。数は重要だけど、大事ではない。
好きな気持ち同士がぶつかって混ざり合って生まれたものが、言葉にならない余韻へと昇華させるものだ。
これからの日々、どれだけ明日が続いて、どれだけのライブを観られるか、楽しめるかはわからないけれど。
自分が胸を張って「行って良かった」と「楽しかった」と「満足」できたライブを味わっていきたい。
全力で「明日全部が終わってもいい」と「明日がちゃんと訪れますように」って思えるライブを。
いつか、終わりが来るからこそ。
後悔や悔いを少しでも小さくしていくために。
数では測り得ない熱量を作れる場所と一緒に。
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