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#10 ミレニアル世代の働くモチベーション

「働くモチベーションはなんですか?」
そんなことを聞かれたら、みなさんは何を思い浮かべますか?

自分や同世代の会社員のモチベーションが上がるフックはなんなのか?
それを言語化すべく、MINDSに参画するいくつかの企業で調査を行いました。

3つのタネ

働く上でのモチベーションとして考えられる要素を用意し、
特に重視する要素を複数選んでもらいました。

その結果、ミレニアル世代の回答として特に多かったのは
給与・報酬
成長
面白さ

の3つ。

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※グラフの単位は「人」
ミレニアル世代が、という主語でいますが、
グラフを見ると分かるように、実は世代を問わず同じ結果が出ています。

世代問わずモチベーションの源泉は同じ?というのもファインディングスになりえますが、インタビューでさらに深堀りし本音を探りました。

給与

給与がモチベーションにつながる理由としては「お金のために働いているわけではないけれど、きちんと評価されたその証がお給料。だから、やっぱりお金は大事。」という回答をもらいました。

ここからはあくまでわたしの主観ですが、
<この考え方はもしかすると大手企業ならではな発想なのかも>と思えます。

同世代でも、たとえば日々ドラスティックに変化が起こるベンチャー企業やIT企業などは挑戦スピードの項目がぐっと伸び、給与は二の次、となったのではないかと。
となると、世代だけで切り取るのはもう難しいのかもしれません。

成長

続いて成長の裏にある理由を問うと、「若いうちに色々なことを経験したい」「他社でも通用する自分になっていたい」といった回答がありました。

「給与は大事。しかし今の会社で一生働き通すとは信じていない。」
というのがミレニアル世代の特徴なのかもしれません。

そしてそれがスキルアップや複業への関心にも繋がっているのだろうなというのが、MINDS内での複数の調査結果を見合わせながら感じるところでもあります。

面白さ

「その仕事、意味あるんですか?」
実際に言う人をあまり見かけたことはないですが、この一言にミレニアル世代の考えがギュッとつまっているように思います。
先の成長ともつながりますが、ルーチンワークをひたすらこなしたり慣行に従うよりも自分が成長できる仕事・能力が生かせる仕事がしたい。自分の取り組みに意味を見出せるとそれは「面白い」。
決して楽をしたいわけではなく、前のめりに仕事に取り組みたいという気持ちがそこにはあるようです。

腹落ちしない仕事がモチベーションを下げる

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インタビューからは、単純作業をしているときやルールだからという理由で行う業務をしているときに「モチベーションが下がる」という声も得られました。

モチベーションを上げる/キープする要素として給料は大事。
モチベーションを下げるのは腹落ちしない=成長と面白さを感じない仕事。

両面からなんとなく見えてきたような気がします。

最後に

MINDSに参画する企業に限って見ると、ミレニアル世代と上の世代とで働くモチベーションの源泉に大きな差は見出せませんでした。
あえて言語化するならば以下のようなまとめ方になるでしょうか。

モチベーションの1つとして「給与」があるが、”お金のため”に働いているわけではない。
モチベーションを下げるのは「成長」や「面白さ」を感じられない仕事。


この結果は同世代全体に当てはまるわけではありません。
という前置きはしつつも、大手企業のミレニアル社員が仕事に何を求めているのか、ほんの一部でも切り取ることができたのではないでしょうか。


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