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立ち止まる

みなさまは、立ち止まっているでしょうか。

普段、私たちは、仕事、育児、家事などやらなければならないことや時間内に納めなければならないことに追われています。気がついたら走りっぱなしの人も多いのではないでしょうか。

昨日、秦野に友人二人が尋ねてきました。秦野の名水で打たれたお蕎麦をいただき、低い山を3時間ほどゆるゆるハイキングをして、鶴巻温泉のお宿で温泉に浸かり、夜ご飯をゆったりといただきました。1日、秦野の食と自然を味わい、緩やかな時間を楽しみました。

いろんな話をしましたが、なかでも3人とも頷いたのが、このような緩やかな時間を過ごすことの重要性でした。

「こういう時間ってありがたいし、大切だよね」
「1日、仕事してるとこういうことの大切さを忘れるんだよなあ」
「こういうことができる体と心、家族の協力に感謝だな」
「普段、頑張ってる分、今日は楽しもう」

この瞬間の充実感、家族への感謝、普段の仕事を頑張ってる自分。普段の生活や仕事、環境を顧みながら、それぞれがそれぞれに感じるままに、言葉が現れてきました。

人生の目的や家族のため、目標や仲間のため、もちろん、走ることも大切です。走るからこそ、できることも多くありますし、それが人生を豊かにしてくれることもまた事実だと思います。ただ、あまりにも私たちは立ち止まることなく、忙しない日常を走り続けてしまっているようにも感じられます。場合によっては、自分の意思ではなく、走りたくもないのに走らされていることもあるかもしれません。

走り続けていることに気づきながら走っていれば、立ち止まることもできますが、自分が走り続けてる、もしくは走らされていることに気づけていないと、立ち止まることは愚か、充実感を味わうことも難しくなってしまい、体と心が疲弊していってしまいます。

時々、立ち止まり、自分の体と心と向き合い、今、ある有り難みをしっかりと感じることは心身の健康のためにも、より充実した人生を送るためにも大切なことだと思います。

人生は、長いようで短いもの。短いようで長いもの。どんなふうに生きるか、どんなふうに時間を過ごすかは、私たち次第です。時々、立ち止まり、現在時点を確認しながら、今、この瞬間にしっかりと体と心を落ち着け、地球と自然とつながる時間を過ごすことができれば、生き急ぎず、やり残すことなく、全うすることができるのではないでしょうか。

朝の目覚めの時、仕事の合間、ランチの前後、日中の移動、夜ご飯の前後、寝る前。いつでも良いので、意識的に立ち止まる時間を作り、自分と向き合い、本来の自分とつながる時間を作りましょう。

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