NPO法人を立ち上げようと思ったきっかけ

今の時代、私がこれまで約50年生きてきた中で最も人とのつながりがとても薄くなり、孤立しやすい世の中になってきたな、と感じるようになりました。

私自身は妻と犬と暮らしていますが、そのように感じてしまいます。50歳を過ぎても未婚の人は過去最高に増えており、ますます孤独を感じる人が多くなってきているのではないでしょうか。

今やスマホで気軽に世界の誰とでも(語学力さえあれば)つながれるという簡便さとは裏腹に、実は誰とも本当の意味でつながれていない、真に信用できる親類や友人、知人がいないという皮肉な現象が起きているように思えてしまいます。

よく使われているLINEなどでは未読、既読スルーなどの言葉もあり、自分から一方的に連絡をしておきながら(しかも無料で)、相手がメールを見なかったり、しばらく返信しないと不機嫌になったり、怒り出したり、という自分勝手な人も増えてきているように思えます。自分だけに意識が向った結果、孤独な人が増えているのです。

そのような状況を改善すべく、私は地域という物理的な距離感が近い環境で老若男女が集い、心から満足できるようなコミュニケーションができ、孤独を感じることなく生きられる活動をしたいと強く願うようになりました。

そこで、私自身、横浜市に在住していることもあり、まずはその活動の場を横浜に定めることとします。

テーマはマインドフルネスです。以前から私が注目しているテーマですが、日本でも禅など仏教を中心に昔からありましたが、あまり注目されていませんでした。しかし近年になって、アメリカが注目し、宗教という概念は取り除き、マインドフルネス(心が満たされていること)という言葉で日本にも伝わってきている状況です。Googleなど外資系企業を中心に研修の一環として取り入れられています。いわば日本が西洋からの逆輸入です。

次回は、マインドフルネスを少し深掘りしていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?