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子どもの話を傾聴…できてる?いまさら聞けない傾聴のコツを紹介!

「子どもの話を傾聴しよう」とよく耳にしますが、「私傾聴できてます!」という親御さんや保育関係者はどのくらいいるのでしょうか…?

私は…意識してるけどどうかな~…といった感じ。

「傾聴」という言葉は理解しているつもりだけど…ちょっとぼんやり曖昧になってきているかも…^^;

そこで、今回は「傾聴とは何か?」という基本から、具体的なコツや返す言葉のポイントまでを改めて学びんだ内容を、わかりやすくシェアしたいと思います。

家庭では三人の幼・小・中のわが子と関わり、保育現場では未就学児の子どもたちと過ごしている私が「定期的に見返したい備忘録」もかねていますw

この記事に来て下さった皆さんの、ちょっとした参考となれば嬉しいです。

そもそも「子どもの話を傾聴する」とは?

傾聴とは、子どもの話をただ聞くだけではなく、相手に寄り添い、共感を示しながら真摯に「聴く」ことを意味する『コミュニケーション技術』です。

この技術は、もともと心理学の分野で発展してきましたが、近年ではビジネスシーンや日常生活でも重要視されています。

傾聴の主な目的は、子どもとの信頼関係を築き、子どもの感情や欲求を深く理解することにあります。

この理解が深まることで、子どもの本音を引き出し、よりスムーズなコミュニケーションが可能になります。

傾聴には、心理学者カール・ロジャーズが提唱した3つの重要な要素があります。

それは、

・真摯な態度で話を聴く「自己一致」
・子どもの立場になって話を聴く「共感的理解」
・評価をせず子どもに対して肯定的な関心を持つ「無条件の肯定的配慮」

なんだか難しそうですが…
簡単に言うと、

「自分事として・相手の気持ちに寄り添って・否定せず受け入れる」ということですね。

さらに、傾聴を実践するための3つの技法として、

・耳で聴く
・目で聴く
・心で聴く

があります。

耳で聴くとは、子どもの話を最後まで偏見なく聴くことを指します。
目で聴くとは、子どもの表情や声のトーンなど、非言語的なところに注意を向けます。
心で聴くとは、子どもの感情に共感し、それを受け止めることです。

傾聴を通じて、相手との関係がより良好になり、自分自身の成長にもつながると言われているようです。

すぐに試せる傾聴の「具体的なコツ」

子どもの話を傾聴の具体的なコツは、以下の5つ。

①会話のバランスを意識する
➁バックトラッキング
③ミラーリング
④アドバイスを控える
⑤あいづちとリフレクション

  1. 会話のバランスを意識する
    傾聴をする時には、子どもが話す割合を増やし、コチラが話す割合を減らすことが大切です。具体的には「子ども7:自分3」のバランスを心がけると良いようです。

  2. バックトラッキング
    子どもの言葉を繰り返すことで、子どもに対して理解を示し、話を続けやすくする技法をとり入れてみましょう。

  3. ミラーリング
    子どもの話し方や使っている単語をさりげなく同じにすることで、子どもに親近感を与え、リラックスした雰囲気を作れます。

  4. アドバイスを控える
    子どもが話しているときにすぐにアドバイスをするのではなく、まずは子どもの話をしっかり聴くことに集中します。

  5. あいづちとリフレクション
    子どもの言葉に対してあいづちを打ち、時にはその言葉を反復して返すことで、子どもの話を聞いてるよ、受け止めているよ、と伝えられます。

これらのコツを意識することでより効果的な傾聴ができ、子どもとのコミニケーションの質を向上させることができます。

傾聴する時に返す言葉10選

子どもの話を傾聴する際には、ただ話を聞くだけでなく、返す言葉にも注意が必要です。

適切な言葉を返すことで、子どもが安心感を持ち、さらに自分の気持ちを素直に表現できるようになります。

ここでは、子どもの話に対してどのような言葉を返すと良いか、その具体的な言葉10選を挙げてみます。

  1. 「それは大変だったね」
    子どもの大変だったこと・頑張ったことなど「苦労したこと」への理解を示すことができます。

  2. 「どう感じたのかな?」
    子どもの感情にを引き出す質問です。

  3. 「どんなことがあったの?」
    子どもが伝えようとしているエピソードを深掘り、イメージを共有するための問いかけです。

  4. 「その気持ち、よくわかるなぁ」
    子どもの気持ちに共感を示す表現です。ご自分のエピソードを交えるとさらに良いかも。

  5. 「それについてもっと知りたいな」
    子どもの話に興味を持っていることを伝えます。

  6. 「○○の大事な気持ちだね」
    子どもの意見を受け入れている姿勢を示します。

  7. 「その時、どんなことを考えていたの?」
    子どもの内面的な思考や気持ちを引き出すための質問です。

  8. 「一緒に考えてみようか」
    一緒に考えたい、という姿勢を伝えられます。

  9. 「○○の話を聴けて良かったよ」
    話してくれたことへの嬉しさを伝えられます。

  10. 「話してくれてありがとう」
    話してくれた子どもへ感謝の気持ちを伝える表現です。

これらの言葉を使うことで、「聞いてもらえた」「受け入れてもらえた」と感じられ、子どもは安心できます。

たとえ、悩みやその問題が解決していなくても「話を聞いてもらえた」と心を満たされることで、気持ちを切り替えるきっかけとなり、色々なことへの意欲に繋がります。

傾聴できてる!?チェックリスト5つ

あなたは「子どもの話を傾聴できていますか?」
以下の5つのチェック項目で確かめてみて下さい^ ^

子どもの話を遮っていませんか?

言葉や態度で共感を示していますか?

興味をもって話を聞き、
質問を通じて理解を深めていますか?

子どもの仕草や表情・目を見て、
言葉以外のサインに注意を払っていますか?

自分の意見を押し付けていませんか?

いかがでしたか?

チェックが多い人は要注意。
子どもの話を傾聴できていないかも。

私は特に「自分の意見を押し付けていませんか?」に反省です。
ついつい、親から目線の上から押し付けになってしまうんですよね…。

まとめ

「子どもの話を傾聴すること」を日常的にとり入れることで、子どもとの関係がより良好になり、お互いにご機嫌で実り多い時間を過ごせることと思います。

日々の子どもとの対話を大切にし、ぜひこの記事をちょこっと参考に傾聴を通じて親子の絆をさらに深めていきましょうね!

最後に…

私はその辺の公園やスーパーに出没する普通のママです。

幼・小・中の子どもたちの予定と旦那の予定と保育園パート・家事を、なんやかんやこなしています。

子どもと子育てが大好きで、ひっそりと子育てに向き合う全ての人を応援しています。

この記事がちょっとでもお役に立てれば嬉しいです。

今日も笑顔で子どもとの1日を楽しみましょ♪


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