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小学5年生が理解する「誤り訂正符号」(デジタル社会を支えるテクノロジー:誤り訂正符号って何?その36)

私:「『ブロック符号』が、長いデータをある一定の長さのブロックに区切って、その区切りのブロック毎に独立に、つまり別々に『誤り訂正符号』を作るのに対して、『木符号』ではその区切りのブロックだけでなく、そのブロックの前の幾つかのブロックも使って『誤り訂正符号』を作る。」

息子:「最初の頃に話していた、芋づる式とかって言ってなのが『木符号』のことなんだね。」

私:「おっ!良く覚えてるねー。いろいろとすぐ忘れるのに。」

息子:「うるさいなー。せっかく覚えていたんだから良いでしょ!」

私:「まっ、そうだな。嫌な事とかいちいち覚えていたら、病気になってしまうしな…。忘れるのってことは悪いことではないのかもね。」

息子:「…何か…パパじゃないみたい!珍しく真面目だー!」

私:「俺はいつも真面目だ!!これでも博士で、技術士でもあるんだぞ!!」

息子:「そんなの知らない(笑)!ネタキャラだから誰も信じないよ!」

私:「まー良いや。記録を正しく残すための技術である『誤り訂正符号』の話しをしながら、忘れることを良いことだと言うのも矛盾してるけど、余計な記憶は忘れるのが良いんだよな。」

息子:「だからさ〜、また話しが外れてるよ。」

私:「おー!そうだった!ごめんごめん。そうそう、芋づる式と言ったのは『木符号』のことを言っていたんだ。」

息子:「最初の頃に『誤り訂正符号』の身近な例として出してたレシートの合計金額みたいに例えるとどうなるのかな?」

私:「おっ!良いねー、その考え方。先ずは自分が理解しやすい例を作ってみると理解が進むんだ。どうすれば良いかな?」

息子:「…うーん…レシートの合計金額が『ブロック符号』の例だとすると…『木符号』の場合は、何日か分の合計金額の合計ってこと?」

私:「ウワーオー!!タクホちゃんスゴイネー!!そうだね!!まさにそれこそが『木符号』の考え方なんだ。それさえ分かれば基本の考え方は大丈夫だ。」


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