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【マインドフルネス入門講座】〜心と身体を調える気づきの科学〜

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健康や幸福感を高めるとして、ビジネスや医療など様々な分野で取り組みがすすむマインドフルネス。今では、ストレス軽減や集中力の向上など、様々な効果が実証されています。 ​このマインド… もっと読む
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#明晰さ

Week 6-2 プラクティスをつづけるための工夫

たとえそれが良いと分かっていても、たとえ意味があることと思っても、マインドフルネスのプラクティスを続けることはやはり難しい場合があります。 ちょっとした工夫を加えることで、意外と続けやすくなったりすることもあるかもしれません。 実際に役に立つアイデアを幾つかご紹介します。 カレンダーに書き込む: 1日に20〜30分を捻出することは、1日は24時間と考えたら、実はそれほど長い時間ではないのです。毎日の流れのなかで自然にフィットする時間を選んでみましょう。もし、毎日の流れが

Week 6-3 マインドフル・イーティング

マインドフルに食すというプラクティスは、特に子供達と行うととても楽しく行うことができます。 好き嫌い、偏食など、、、食に対して特別な習慣があったり、価値判断をするような傾向のあったりする人には特におすすめです。 食べるマインドフルネスで、もっとも広く行われているフォーマルプラクティスはレーズンエクササイズです。 食べるものを準備しましたか? ①まず、レーズンを手のひらに置いて、眺めてみましょう。色、形、大きさ、、、気づきはありましたか? ②鼻に近づけて、香りを感じて

Week 6-4 マインドフルネスと明晰さ

マインドフルネスを続けていると、「明晰さ(clarity)」 を得ることができます。 注意を今ここに向けることで、感情に縛られた余計な思考や感情から解き放たれ、現実に光が当たり、見えているものが、よりはっきりと見えてきます。 感覚的には、画素数が少ない写真と画素数が多くきめ細やかな写真の違いぐらいに、現実の見え方が変わったと言う方もいます。 水をのぞき込んでください、水は透き通っていて、綺麗な水です。 その、水の底には、自分の真の心が存在します。 しかし、水面には、

Week 6-5 プラクティスが難しい時の工夫

もし、マインドフルネスのプラクティスに辛さや評価ばかりを感じるようになったら、少し意識を変えてみます。 ・1日数分の簡単なマインドフルネスに切り替えてみる。 ・お気に入りのプラクティスのみで続けてみる。 ・数日間、プラクティスを止める選択をしてみる。 などです。 ハートフルネスのプラクティスに切り替えてみることもお勧めです。 自分に向ける優しさのトーンやサポートの声を養っていきましょう。 少し時間をとって、自然に感謝できることなどを思い起こしてみましょう。