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道は拓ける。

年の瀬を迎え、一年を振り返る。

ちょうど一年前の私は、どこか悶々と新年を迎えていた。大学院への進学が晴れて決まったにも関わらず、まだまだ不安の方が大きかった。本当に就職ではなく、こっちの道でよかったのか...そもそも私に研究なんてできるんだろうか...卒業した後はどうするのか...


そんな不安と共に、4月から大学院での新たな生活が始まった。

しかし、それは本当に杞憂に過ぎなかった。一日一日を過ごす中で、そんな不安を抱えていたなんて嘘のように、不安が「確信」へと変わっていった。

自分の考えを言葉で表現すること。より良い未来のために、仲間と議論を重ねること...

学ぶって楽しいな!心からそう思えた。

新たなことを学ぶたびに、見える景色がどんどん変わっていった。社会学は今までぼんやりと感じていた、違和感や生きづらさのワケを、正しさをもって教えてくれた。

何より、素晴らしい先生・仲間・先輩方に囲まれて、こんな環境に居られる私は本当に恵まれていると、感謝の想いに溢れる毎日。

そんな学ぶ楽しさと素敵な出会いのおかげで、この道で良かった。私にはこの道なんだと、そう確信が持てた。


この一年を通して最も学んだことは、やっぱり、やってみないと分からないということだ。たとえ不確実でも、勇気を出して、自分を信じて飛び込むことで、"みえてくるもの"が必ずあるということ。

そして、何をしたって結局はプラスにしか転ばないということを、身を以て体感した。なぜなら、選んだ道を正解にするのは自分自身だから。どんな経験からも学べることは必ずある。自分がそこに「どんな意味づけをするか」でしかない。


道は開ける。いや、道は自分で切り拓ける

このことを今の私は自信をもって、一年前の不安でどうしようもない私に伝えることができる。そんな自分に成長できたことを、素直に褒めたいし、嬉しく思う。

来年も自分の信じる道を、信じる未来を。ただひたすらに、切り拓いていこう。

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