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クレアチニン値、乱高下~白猫の腎不全~

白猫が5回目の入院となった。
私の膝に来ない、食べない、とどめの嘔吐。
行きつけの動物病院が明日は休診と気づき、夕方慌てて駆け込み検査。
とはいえ、元気。あわよくば診察室から逃亡しようとするほど。

検査結果が出るのは20分以上かかり、我が家は動物病院から歩いて5分。
なので、危機感なく、白猫だけ先に夫に家に連れ帰ってもらったところ
クレアチニン値7.2で、危険な状態だと言われて慌てて連れ戻してもらう。

この日、主治医は不在。
長く診てくれていた女医さんが退職してしまい
若い男性獣医さんが交代で担当になったのだが、その日はお休み。
なので、白猫をよく知らない、若い女性の獣医さんが担当してくれる。

じゃあ静脈点滴で数日入院させてもらえますかねぇ、と慣れた口調で私が言うと、彼女は、危険な状態で、どのくらいもつかわかりませんが・・・ととても慎重な姿勢。

「もう本当にぎりぎりの状態だと思うんです。確かに元気に見えますが、数値を見る限り、あと何日ももたないかもしれません。入院するか、おうちで過ごすかも、検討した方が。こうして動いているのが不思議なくらいですし」

私も夫も多分白猫も、すっかり慣れてしまったけれど、確かに言われてみればそうなのだ。あれ? 今回こそだめなのかな・・・

とはいえ、有り余る過去の実績からして、座して死を待つ選択はない。立ち上がれないほどならまだしも、こんなに元気なのだ。今すぐどうという気配もないし、それならできることをしようと改めて。

カテーテルで前回腎盂腎炎になって大変だったので、カテーテルは拒否。超音波検査で尿が作られてるかどうか調べてもらう形になる。尿が作られてないことがわかり、利尿剤を使いながら静脈点滴という、前回と同じ入院パターンの治療をしてもらう。

クレアチニン

これが、今回の入院を含めた、2020年から現在に及ぶ、過去のクレアチニンの検査記録。にょきっと上に高い時は全て入院している。今回は5度目の入院。
今回は、入院翌朝はクレアチニンがむしろ上がり、10.2
この時が一番絶望的だったが、3日目は、再び全く同じ10.2。意気消沈の私。しかし獣医さんに言わせると、上がり調子だったのが上がり止まったのは、悪い兆しではないと。
そして4日目。電話が鳴る。あわあわして取る。休み明けの若い男性主治医の声。

「白猫ちゃん、数値戻ったので、退院して大丈夫です」

えっっっ。

キャリーを持って引き取りに行くと、クレアチニン3.0の検査結果を渡される。
ものすご~~くほっとしながら、一体何なんですかねぇこの猫。と主治医にこぼすと、

検査もあくまで一つの数値なので、症状がそのまま出にくい子はいますよね~という、納得の説明。

そして退院後、待ちかねてた黒猫が白猫に駆け寄り、白猫がビンタして数日近寄せないという、お約束の寸劇が見られた。




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