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自分の気持ちをわかってあげずに、丸く収めようとしてしまう

自分の気持ちがわからない・・というお悩みは本当に多いです。

たとえば、
会議で意見を求められても自分の思いや考えがわからずに、頭が真っ白になってしまう・・・

もっと気軽な場面でも、
たとえば友達に「ランチ何食べたい?」と聞かれても、自分がどうしたいのか分からず、いつも友達の提案についていく・・・


こんなふうに、「自分の気持ちがわからない」というご相談はよく伺うのですが、でも今日のタイトル『自分の気持ちをわかってあげていない』というのは、ちょっと違う話になります。

どういうことかというと、

自分の心の中では、相手の言葉や行動に不満を感じているのに、その場を丸く収めようとしてしまっている・・ということです。それも無意識のうちに。

それはつまり、その時の自分の気持ちをわかってあげていない・・ということで、実は、こういうことがよく起こってしまっています。

あるクライアントさんの話になりますが、
先日、「何だか分からないけど、モヤモヤしてるんです」という報告があったんですね。(承諾を得て掲載)

こちらのクライアントさんに何が起こっていたのでしょう?

それは先ほど挙げたように、相手の言葉や言動で いやな思いをしているのに、その自分の気持ちをわかってあげずに、その場や相手との関係を保つことを優先して、自分の心の中には何もなかったかのように丸く収めようとしていたのです。

クライアントさんは「物わかりのイイひとを やってしまっていました、汗」と、ご自身で気づかれました。

ついやっちゃいますよね。

でもこれ、もしあなたも似たようなことがあるとしたら分かると思うのですが、やろうと思ってやっているのではないのです。

自分が我慢すれば・・・、この場が丸く収まれば・・・、というようなネガティブな心の反応が、自分でも気づかないうちに起きてしまっているのです。

そして、こういったネガティブな心の反応を何となくやり過ごしてしまうことで、モヤモヤした気持ちを引きずることになってしまいます。


どうしてそんなことが起きてしまうのか?

実はこれ、『習慣化された《無自覚の基準》』による影響が大きいんですね。

習慣化された《無自覚の基準》というのは、これまでの経験の中で沁みついてしまったもので、感情・思考・行動に影響を及ぼすものです。ネガティブな反応を起こしてコントロールできなくさせているのです。


実はほとんどの人が、自分が何を気にしているのか、どんな行動になっているか・・・というように、自分の心がどんな反応をするかを自覚できないまま辛さを感じていたり、モヤモヤしていることが多いのです。

でも、《無自覚の基準》が明確になると、「私ってこういう時にこういう行動をとったり、この反応が起きちゃうのね」と、すぐに気づくことができるようになります。

このクライアントさんの場合、自分の気持ちを何となくやり過ごすパターンに気づいたのです。
そして、あることをやり、モヤモヤしたものがスーッと消えていったそうです。

何をやったと思いますか?


それは、

2つの基準を意識して心を自由に戻し、
ネガティブな気持ちをコントロールしました。


2つの基準で心の自由を取り戻すと、どんな物事に対しても自分の自由な心で考えたり、感じることができるようになります。そうすることで自分の中から出てくるネガティブなものも自在にコントロールできるのです。


相手の言葉や言動で いやな思いをしたということに対して、こちらのクライアントさんはどうされたと思いますか?

相手に自分の気持ちを正直に伝えた?

文句を言った?(笑)


いえ!
「別に何も言わなくてもいいかな~」と、ご自分の中で完結されました。


丸く収めた、という状況としては同じかもしれませんが、無理にそっちに持っていったわけじゃなく、心おだやかに自然とそんな気持ちになったそうです。


2つの基準で心を自由に戻していくと、自分が納得のいく行動ができていきます。

自分の気持ちを無自覚なまま丸く収めようとしていた時には、一時的に「好きな友達だけど、もう付き合いたくない・・」という気持ちにまでなっていたそうですが、ネガティブな感情がスーッとなくなったそうですよ!


あなたも《無自覚の基準》を明確にして、本来の自由な心を取り戻してくださいね!

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