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トマトは切るだけでいい

最近、料理をするときは2食分作り、
次の日も同じものを食べるという
小ワザを覚えた。

朝昼は食欲がないので
大抵2日連続で同じごはんになる。

ただ、写真を撮って公開して
自己顕示欲を満たしている身からすれば、
少しでも「映え」させたいものである。

赤いトマトはそんな時に役に立つ。

あるだけで食卓が華やかになる。

工学部の女子大生、
大きなビルの受付嬢なんかもそうだろう。

周りが年上男性ばかりの環境で
過ごすことが多い私は、
今のところ、赤いトマトとして
小鉢に収まっている。

だが、それも長くは続かないとわかっている。

若い女性という属性だけで
いくつもの困難を回避してきた。

人間の若さという価値は
年々目減りするものである。

付加価値をもたなければ、
無敵ゾーンを抜けたときに
一気に周りに追い抜かれ、ぼろぼろになるだけだ。

ま、徐々に身につけていけばいいよね。と

今日はトマトを塩昆布とごま油で和えてみた。

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