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日常的に誰かと話すことって大切なのに難しい
ここ最近、じわじわと元気のなさが身体中を巡っている。
わかりやすく落ち込むことがあれば、誰かに話を聞いてもらうことも躊躇せずできるが、原因のわからない落ち込みは相手を困らせるだけのような気がして拒まれる。
頼ることが苦手な自分は、しんどくなってから手段を考えるとハードルが高い。
日常的に関わりを持つことで、頼ることや話すことのハードルを低くしなければいけないのだと思う。
そうは言っても、なかなか生活リズムを変えることは難しい。
そんな私に今月から新しい生活リズムが加わっている。
ありがたいことに来月から半年間、ラジオのパーソナリティを勤めることになり、1ヶ月に1人ゲストとお話をするというものだ。
過去に友人がパーソナリティを務めていたときにゲストとして呼んでもらったことをきっかけにお誘いいただけた。
月に何度か、職場の人でもない昔からの友人でもない、そんな不思議な関係性の人たちと近況報告を交わす時間。
今まで経験したことのない時間を過ごしてみて、誰かと話す時間が私の心の栄養になることを再確認できた。
話す前までどよんとしていた心が、ふっと軽くなり、少し光を帯びたのがわかる。
リアルタイムに自分の悩みを話すことはできずとも、誰かと何気ない会話を交わすことで、モヤモヤばかりに向いていた意識の気を逸らすことができたのだと思う。
一度はまった沼から抜け出せれば、視野が狭くなっていた自分に気づく。
顔を上げれば、いろんな景色があって、いろんな人がいて、いろんなことができるのだったとふと思い出す。
孤独の沼にいる人が、もっと気軽にひょいっと抜け出せるように、誰かと話せる場所や時間が道端に転がっている世界になったらいいのに、と思う。