親知らずガチマッチ2023DrillSeasons #1
怖いから歯医者には行かない〜
をやり続けてウン年
「親知らず抜こうね!」
ついに言われました。
あ〜嫌だ嫌だ嫌だ みんなが言われてきたあれ みんなが通ってきたあれ 本当に嫌だ は〜イヤダイヤダ 最悪
まず、私は歯医者が大嫌いである。
耳鼻科も嫌いである。
婦人科も嫌いである。
病院が嫌いである。
身体の中に何かを入れて検査や処置をすることに対して非常に抵抗がある。だから、その類のプロセスが基本的になく、かつ、症状が良くなるとわかっている呼吸器科には喜んで通うのだ。
小さい頃は「フン、ただのわがまま」「こんなの大人になったら耐えられるわ」と自他ともに思っていたのですがあら不思議 大人になったらなんでもできるわけじゃないの
大人になっても自分は自分でしかないの
28歳になってようやく気づいた
>身体の中に何かを入れて検査や処置をすることに対して非常に抵抗がある。
これね。
わたしは極度に耳鼻科や歯医者を怖がった。
なんなら婦人科も怖い。
何もアナウンスなしにどの大きさのものが身体の中に入ってくるのかもわからない状態で処置をされるのがほんとうにしんどい。
多分だけど、多分だけど、実家の近くにあった病院があんまり優しくなかったというファーストインプレッションのせいなのはなんとなくわかっている。
医者だって一生懸命治療してくれようとしたんだから、誰も悪くないのだ。
悪いのはその手の治療への恐怖心そのものが存在することだ。だからできれば行きたくないと思っていた。できればじゃない。できればっていうゆるニュアンスつけたけどもうコレに尽きる。行きたくない。行きたくないのである。
しかし、きっかけができてしまった。
顎関節が限界を迎えた。
楽器を続けていて歯並びも悪い、親知らずも出ていることがわかっていながらも痛みには耐えられなくなった。夜中の歯ぎしりが追い打ちをかけ、朝顎が傷むようになった。こうなるともう食べるのも億劫になる。そして飯を食わなくなるという負のループが発生する。それは避けたい。人間は食べねば生きて行けぬ。
現在、世の中にはコンビニとほぼ同じ件数の歯医者があると聞いている。母がよく言う。事実、自分の家の周りにはたくさん歯医者がある。
めちゃくちゃ調べた結果、近所のきれいな歯医者さんが歯医者嫌い…歯科恐怖症、という属性の人間でも受け入れてくれることがわかったため予約をしてみた。
まあ怖かったら別のとこ行けばいいしなぁ〜と気楽に考えていた。
当日
嫌だ嫌だと周りにギャーギャー騒ぎながらも向かい、問診票では歯医者が嫌いなことをめちゃくちゃ主張し、「どんな処置をするのか丁寧に説明して欲しい」と伝え、レントゲンを撮ってもらい(もう既にすげえ嫌)
あっでもレントゲンのお姉さんは雑談しながらやってくれたので緊張が和らぎ(にこ)
いざ!例の椅子へ!
若い男性の先生だった。
まずは顎関節の治療から、ということで、顎を口の中から引っ張られる体操をした。口の中に手を入れて下顎を引っ張ってくれるのだ。すんごい体育会系な直し方でびっくりしたが、顎にも筋肉と関節があると聞いて納得した。整体のリハビリを口でやるような感じ。
それから顎関節症歯ぎしり防止マウスピースのための型採りと、アイーンよろしく下顎出しストレッチを教わった。
型採りの粘土の味おもしろいよね。
そしてここからはレントゲンを見ながら治療計画へ
・虫歯があるので治す(2箇所、歯と歯の間)
うんうん(嫌だけど
・親知らずが虫歯になっている
うっ……………(嫌な予感
・将来的に矯正したいんだよね?
はい(とは言いつつも嫌な予感
・じゃあ親知らず全部抜いちゃおう!!
エンダァァァァァァア嫌ァァァァァアウィーーオーー(略
ついに この宣告を 受けた。
頭の中では音楽が流れていたけれど、私の口元はパクパクしながら「アッ…アッ……」とカオナシもびっくりモードになっていたに違いない。
だが宣告はまだ続く
・あっ下2つ横向きだね
・しかも顎の神経ちかっ!うちでは抜けないわ
・大きい病院紹介するから口腔外科の手術扱いで抜いてもらおうね!
しゅ、手術??????
歯を抜くって手術?????
ハテナが続く
聞きたいことある??って言われたけれど、手術とかいう自分とは縁遠いと思っていた単語を頂いたことにより、頭の中は炭酸(びーる♡)みたいにシュワシュワしていて、もう何がわからないのかわからなかったので、
「次回までに調べてきていいですか…」
の一言で終わった。
この日は次回のマウスピースとクリーニングの予約をして終了。紹介状をもらってでかい病院に行くのは次回となった
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