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高カロリーなものはなぜ美味しいのか?

揚げ物やお菓子、甘いケーキや脂っこい焼き肉など
なぜ美味しいものはカロリーが高いのだ!と思ったことはありませんか?

なぜ高カロリーなものほど魅力を感じ、食べたくなるのでしょうか
その理由を知るとダイエットの成功に繋がる可能性が高くなります!
今回は、どうして高カロリーなものほど食べたくなるのか
その理由について解説したいと思います。

食欲は胃ではなく「脳」で感じる

ものを食べたいという欲求には脳が関係しています。

私たちの体は食事からエネルギーを得ないと体を動かすことが出来ません。体の中にある程度の栄養を蓄えることはできますが、蓄えられる量には限界があり常に食事からエネルギーを補う必要があります!

体がエネルギー不足だと感じると、その情報が脳に届けられ、体に何か食べなさいという命令を出します。これが”食欲”です。

そしてもう1つ
本当の空腹ではなくても食欲を感じることがあります。
エモーショナルイーティングとも呼ばれるんですがそれは
感情に支配された食欲のことです。寂しい、満たされない、つまらないといった気持ちを食べることで埋めようとする行動です。体はエネルギー不足ではなくても、脳が辛さを察知すると幸せを感じようと、体に何かおいしいものを食べるように命令を出すことがあるのです。

脳の“報酬系”が食欲を増進させる

脳の中には“報酬系”というものがあります。
これは脳の部位というより、機能という感じです

美味しい食事をとると「ドーパミン」という興奮や快楽を感じるホルモンが
分泌されます。それにより「もっと食べたい!」と感じるのですが
この一連の流れを”報酬系”と呼びます!

そして高カロリーなものは脂質が多いか糖質が多いです
ある研究では食事を見た時に脳の中がどうなっているのかを詳しく調べたところ、糖質と脂質の両方を多く含む食事を見た時に、脳の報酬系に関わる部位が強く活性化されていることが分かりました。

ということは
高カロリーなものを見た時に人は無意識に「食べたい!」となります。

人間が生き抜いてきた”本能”

その昔、人間も野生動物と同じように狩りをして生活をしてきました。
いつ食べられるか分からないため、脳がもしカロリーがあるもの「不味い」
と感じたらエネルギーが不足してしまいます。
エネルギーを効率よくとらないといけないので
カロリーが高いものを美味しいと感じるのは
先祖が野生で生きてきた”代償”のようなものかもしれません。

食欲をコントロールする方法

脳の報酬系は理性で抑えることができます。
高カロリーなものとくに甘いものは”依存性”があります
逆に”依存性”があるということは
一定期間抜いたり、減らすことができれば今ほど強く
「食べたい!」と思うことは減ってきます。

そしてただ我慢する以外の”食欲”を安定させるポイントをお伝えします。

・睡眠をしっかりとる
睡眠不足だと、食欲を増進させるホルモンの分泌が増えて、つい食べ過ぎてしまいます。また睡眠が十分でないと、頭が働かず自制心を保つのが
困難になってきます。しっかり睡眠時間を確保することが、食欲コントロールを上手に行っていくコツです。

理想は1日7時間。無理だと諦めずに時間の使い方などを見直して、
早く寝ることを意識してみて下さい。

・運動をする
運動は食欲を強めるホルモンである「グレリン」を減らし、食欲を抑えるホルモンである「ペプチドYY」を増やすことが分かっています。

また上記にあった
本当の空腹ではなくても食欲を感じる”エモーショナルイーティング”
にも効果的で運動をすることで分泌されるホルモンが
ストレスの軽減や幸福感を味合わせてくれることで食欲が安定しやすいです

・目標を持つ
ダイエットやボディメイクで必要なのは目標です
明確な目標を設定が自分に負けそうな時、甘えてしまいそうな時の
「一踏ん張り」する力をくれます。
またいついつまでに何キロ痩せたい!という目標だけでなく
痩せて何をしたいか?のイメージを明確にすることで
より目標に対する意識が上がりますし何よりも痩せた自分に出会うことが
楽しみになります!

今日は長めの文章でしたが
「食欲」をコントロールして体型をコントロールしましょう!
RING FITの会員様であれば「目標をもう一度設定しなおしたい」などの要望がありましたら何度でもカウンセリングを行うことは可能です
目標を再設定したい!食事が乱れてきていて食事を見直したい!
という方はお気軽に相談してください。

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