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風邪の時に見る悪夢って脳のerrorじゃない?

 風邪をひいた時、やけによく見る夢ってありません?
 ないって言われたらこの話チンプンカンプンになっちゃいますけど。

 僕はある夢をよく見ました。今は熱が出て大人しく寝ること自体が減ったのでご無沙汰な気がしますが、小学生くらいの記憶が一番印象強いかな。
 普段風邪気味でないときに見る夢において、僕の夢の登場人物は僕でないことが多いです。その時によって変わる第三者。その「誰かの話」の中で、僕は主観であったり俯瞰であったりします。
 俯瞰、いわゆる三人称視点は分かりやすいですが、主観はややこしいですね。例えると、「自分ではないキャラクターを一人称視点でプレイする」感じです。


 これは風邪の時の夢も同じで、夢の中で僕は人間かどうかも分からないナニカの主観でした。
 周りは暗い空間になっていて、イメージは宇宙っぽい感じ。ナニカが一体何であるかは今でもよくわかりません。人の形をしていなかったとは思いますが、そもそも定形の肉体を持っていたかすら怪しい。夢の中の自分は、頻繁にその形を変えていました。迫りくるヤバそうな(これまた)ナニカに合わせて。


 夢の中で自分は座標的には動けない感覚です。つまり何かが迫ってきても動いて避けることは出来ない状況。
 そして迫ってくるなにかは、これもどんなものかは分かりませんが「当たったらマズイ」ことだけは感じています。そしてそのナニカにはおあつらえ向きの隙間がある。自分の身体は変形する。


 この夢を何かに例えるなら。色んなことを知って、いつしか正解に辿り着いていました。それは「もじもじくん」です。後方は水、前方からは穴の開いた壁、全身タイツの人たちがその穴に体を合わせてクネクネするあれです。
 僕の風邪の時の夢は、命がけでやるもじもじくんだったのです。あんな楽しそうな遊びですが夢の中では生きるか死ぬかの正念場。悪夢と言っても差し支えないのでは?風邪をひいている時は悪夢を見やすいものなのでしょうか。


 だとしたら、脳みそ君も風邪の時くらいは落ち着きなさいと僕は言いたい。肉体的にダメージを受けているのにわざわざハラハラする必要はないと思うんです。本能くらいは自己防衛しようよ。
いや、悪夢を見せることで危機感をマシマシにするという一種の自己防衛って考えることもできるか?
難しくなってきました。また同じ夢を見たら、その時もう一回考えようかな。
 一番は風邪ひかないことですけどね。

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