趣味留学のロンドン駐妻が大学院に一応合格するまで
大学院を受けてみようと決めて、大学院のコースを探し始めた。
なるほど、イギリスは大学(university)にカレッジ(collage)が所属しているという仕組みなのか。ロンドンにいるし、ロンドン大学に所属しているカレッジがいいかな。
ちゃんと留学している方はさぞ驚かれるだろう。
「え、そこから?」
「なんだ、こいつは?」
趣味で留学しているもので、どうか許してほしい。
英語教育コース出願にいたるまで
趣味であるとはいえ、大学院に行くということ。
それは学部(undergraduate)の時に学んだ分野をさらに学ぶということ。
つまり興味があるからといって、縁もゆかりもない大学院コースは受けられないのである。
これを言うとどこの大学かバレるかもしれないが、私は教育についてほぼ学ばず教育学部を卒業した。実際は何を勉強したかというと社会学。
何を言っているか分からないかもしれないが話すと長くなるので、こういう人間もいるということにしてほしい。
ということで、ロンドン大学の中の、教育系・社会学系のコースを調べた。
そしてクイーンメアリー(Queen Mary University of London)の英語教育コースを受験することにした。
自分が教育そのものについて深く勉強するイメージはなく、英語教育の指導法を学べば自分の英語理解も深まりそうだし、将来仕事につながるかも、と考えた。
正直なところ、社会学のコースには学びたいと思うピンとくるものがなかったのもある。
元々教育のことを勉強していないので、本来の「学部での勉強を深める」という趣旨とは違うのは・・その通り。
でも、意味不明な構造ではあるものの「教育学部を卒業した」という事実を活かしてもいいではないか、と開き直り出願したのである。
あっさり「一応合格」
イギリス大学院の選考方法は、
・学部時代の成績(GPA)
・Personal Statement (志望動機書)
・CV(履歴書)
・reference(推薦状)
+
・英語力(IELTSのスコア)
といった感じ。
参考までに書いておくと、GPAは【3.5】、志望動機は「ロンドンで英語を学んでみて日本で受けた教育と違いを感じた。イギリスの英語教育メソッド(TESOL)を学んでみたい。」というようなことをメインに書いた。
CVは日本のIT企業で働いた経歴を書き、教育系コースを意識して新入社員向けOJTを工夫したことを盛り込んだ。
推薦状は、大学時代のゼミの教授、そして会社員時代部長だった上長の2人に書いてもらった。
そして、
あっさり「一応合格」した。
テストで決まる大学受験と違って、なぜ受かったのかは分からない。合格率も分からないので、みんな受かったのかもしれない。
でも、合格といわれると嬉しい。
思いつきでバタバタと、4月に留学エージェントに申し込み、6月頭の結果通知まで、正真正銘バタバタだったけれど、やってみてよかった。
ただ、条件付合格(Conditional Offer)なのである。
選考方法に英語力だけ、オプションのように書いた。
英語力は選考に関係ないが、入学までに英語力をあげてね(IELTSのスコアあげてね)、ということ。
結局これが1番の原因となり、大学院留学は断念することになるのである。
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