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言葉を磨き抜くラップセンセ〜みんなの観察日記 Vol.15 秋山 耕太郎さん

こんにちわ。プロデューサーのみんこ屋です。

本日はこの方!
ラップセンセこと秋山さんです。

秋山さんは、クラーク高校パフォーマンスコースでラップと即興劇の指導をしておられます。

きっかけはとあるSNSでダイレクトメッセージをいただいたこと。

だいたい某芸人さんの書籍に書かれた手法を真似してダイレクトメッセージを送ってくる御仁と関わるとロクなことがないのですが、
#言葉を選ばないみんこ屋
#でもほら大抵の人は芸人さんじゃないじゃない
#そうすると見知らぬ人がいきなり家の窓から入ってきたみたいな気持ちになるわけです

なんとなく野生の勘でプロフィールを拝見しところ「このSNSの方限定で無料でラップをつくります」という趣旨の言葉が。

ラップを作ってくれる?!?!

わたくしプロデューサーみんこ屋、人生でラップを作っていただいたことはございません。
#だいたいの人はないと思う

これはめちゃくちゃ面白そうだ!と思い、
秋山さん!ラップ作って欲しいです!

とご連絡すると、

Zoomでインタビューをしていただけるということで、早速Zoomでお喋り。

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うん?だいぶアイコンと雰囲気違いますね。
#みんこ屋もですな

リモートワークひげ的な感じなんでしょうか。

柔らかい雰囲気の優しそうなおじちゃん感がでておりました。
#先生に失礼すぎる物言い
#写真おひげ見えない

わたくしプロデューサーみんこ屋、僭越ながら申し上げました。

すごく面白い取り組みをされているので、ダイレクトメッセージではなくて「リプライ」で声をかけるほうがより多くの人に届くかもしれないです。

「りぷ…?ら…?」

おや。様子がおかしいです。

「このフキダシのことですか?」

フキダシ。

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↑あ、そうですね、確かにフキダシの形。
#そういう呼び方してる人と初めて遭遇しました

ガチのSNS初心者とお見受けしました。

新しいSNSを使い始めるときって、「これでいったい何ができるのかしら?」ということを手探りで色々と試して、それが一通り終わったときに、なんとなく「そのSNSの空気感」みたいなものを察して、そして「ある程度空気を読みつつ使っていく」という段階をふむのですよね。

機能的に可能なのであれば、やっちゃいけないことはないはずなのですが、なんとなく明文化されていないルールや個人の好みが積もって、

その結果が冒頭わたくしが申し上げた「いきなりダイレクトメッセージしてくる奴はろくなもんじゃない」というような思いに至ったりするわけです。

秋山さんは、そういう「空気感」などを感じる手前、「フキダシ」をタップするとリプライという機能が使えることを、いま、知られたようだったので、そもそも急にダイレクトメッセージをお送りいただいたのも無理のない話。

ともかく、一生懸命SNSと向き合っていらっしゃったのです。


…すみません、思いっっっきり話が逸れました。

私みんこ屋、生まれてはじめて「ラップを作ってもらうためのインタビュー」を受けました。

じっくり、お話を聞いていただき、途中トイレ休憩を挟んで2時間。

なんとなく、ラップってのは即興でフリースタイルダンジョン的にやるもんだという固定観念があったのですが、

「うーん、これは、ちょっと数週間かかかりそうです。」

数週間!そんなに?!

なんでも、内容をきちんと伝わるものにするために、丁寧に言葉を選んでいきたいんだそう。

というのも、みんこ屋、人生のターニングポイントとも言えるようなタイミングを迎えておりまして、そのことについてお話したのです。

「歌詞をしっかりと作り込んでいかないと、その内容が誤解されたり、変に受け取られてしまうといけないですから」

無料でそんなに時間をかけてもらっては申し訳ないなぁと思いつつ、インタビューが終わり、その後も、みんこ屋がいろんなことを始めたり辞めたり忙しくしていたので、何度かかなり大幅に内容変更していただき。
#本当にすみません

「納得いただけるものを作りたいですから」とおっしゃる秋山さんに、ラップというものをとても大切にし、そして作る相手のことをとても尊重してくださる姿勢を感じました。

そして約一ヶ月半後!

練りに練った歌詞が出来上がってきました!!

そして、レコーディングもしていただきました!!

めちゃめちゃかっこええがな!!!

2021年1月2月の私をこの上ない素敵な形で残していただいたなぁと感慨深く思っています。

「なにものにも🎵ならなくたっていい🎵何もなくても君は君🎵🎵」という「hook」(サビのことをこう呼ぶそうです)、脳内で何度もリピートしています。イヤーワーム(ear warm)を飼うという表現があるようですが、私の頭の中には「実苗ラップ」を歌うイヤーワームが完全に棲み着いております。

とても大切にしたい歌になりました。

プロジェクトの裏側。やっぱりとても大変だったようです⤵

みんこ屋は残念ながら秋山さんと知り合うきっかけとなったSNSをやめてしまうのですが、自分でも録音して、そのうち発表したいと思います。

生まれてはじめて作ってもらったラップを、生まれてはじめてレコーディングして、発表いたします。…気が向いたときに!

そんなたくさんの初めてをいただいたご縁に感謝しつつ、秋山さんの今後の最高最善を心より願っております!

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「みんなの観察日記」では、プロデューサーみんこ屋が気になる人を観察し、勝手に書いたのち、公開許可をいただいております。

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