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『学問のすすめ』 福沢諭吉

私は慶應卒でもないが、日吉駅に住んでいたり知り合いに慶應生が多かったりと、慶應義塾には親近感を持っていた。そんなある日、慶應義塾生であった勝間和代がすすめていたので読んでみた。

あらすじ

江戸時代から明治にかけて、下級武士の出自であった福沢諭吉がどのように勉学を極め、慶應義塾を開き、世に影響を与えるまでになったかの話。表題が「学問のすすめ」とあるが、内容は諭吉の伝記に近い。

感想

本漫画を読んだ日は、全く持ってやる気の出ない日でソファーでNetflixを見まくっている日だったが、読後は勉強に対するやる気が漲ってきた。
諭吉の人生は、学者になりたかった父親と、リベラルな考えを持った母親といった両親の影響を受けている。
特に母親は先祖の墓には手を合わせるが、仏様には手を合わせなかったり、当時だったら下級武士には不要だと思われたであろう諭吉の勉学に対する言動を肯定したりと、諭吉の人生に良い影響を与えたと思われる。
私には子供はいないが、甥っ子、姪っ子がいる身として、彼らの人生に何かプラスに働きかけることができるといいなと思う。

心に残った文章

「人生の棚卸しをすべし。私たちは自分の能力を高めることを忘れていはいけない。常に自分の能力の自己点検が必要。自分を過大、過小評価していないか?生まれてから今まで自分は何をしてきたのか?これからどうすべきか?計画性を向上させることが大切」

これは先日読んだ藤井貴彦アナウンサーの「伝える準備」でも似たようなことが書かれていた。就職活動する際は、自分の好きなこと、嫌だと思うことを書けるだけ書き、それらの柱に沿った企業を受ける。今後はこの言葉を胸に刻み、人生の計画を立てようと思う。


AmazonのUnlimitedで読めるのでぜひ。


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