見出し画像

#一行日記 2024/2

数日動き回り感想をまとめる気力がないため、今週は2月の一行日記まとめです。


2024/02/01
すごい勢いでお話になるがきちんとお話を聞く爆コミュ力をお持ちの人間にぶち当たると、どうにかこうにかついていくことはできるが、向こう三日分の対人精神力を消費するため、鳩は日向ぼっこをして動かなくなります(要充電)。

2024/02/02
まるまる太ったミニピンに横からかっ攫われた鶏肉の恨みを後生大事に抱き続け、かれこれ数十年が経った。

2024/02/03
花束を複数抱えた仕事帰りらしきおじさまとすれ違い、何かはわからないながらもともかくおめでとうと、心の中で呟いておきました。

2024/02/06
ばたばたと音がしていて、軒から水滴が落ちるので何も考えずに傘を差して出たら、なんのことはなく雨は降っておらず、街でただ一匹カラフルな傘を見せびらかす鳩になってしまった(ッポー)。

2024/02/10
最近、ヨーロッパのイチゴはへびいちごのような形をしているのだと知る機会があり、ウィリアム・モリスの「いちご泥棒」への妙な違和感を解決した。

2024/02/12
いまだに感想文の書き方がわからない。

2024/02/13
人間が自らを慈しんで生活をするのが、こんなにも難しいというのはどうしてなんだろうね。

2024/02/14
ただひと切れ浮かんでいる古木の端材でぷかぷかと波間を漂って、幸運頼みで転がり落ちずに、ここまでどうにか漂流をしてきたようなものだなあ。

2024/02/15
雲の隙間に登り龍が2匹、見えない風とともに過ぎ去って行った。

2024/02/16
わたくしのような粗忽者には、毎日つぶやくということすらもこんなにも難しい!

2024/02/20
今日ほど寒の戻りに恐れ慄いている日もない。

2024/02/21
木の枝を水につけてはや数ヶ月、腐りもせず新芽が出ているものの、たまにしなしなになり、根も出ないので、植物の根性を見ている。

2024/02/22
私は港の鳩である。名前はまだ無いが、南のぬくい土地で生まれたため、近日の気温差でくたばりそうです。

2024/02/23
たまに遭遇して嫉妬するほど面白い発想と思う語彙がでてきますが、最近見つけたのは「老いパーク」と「くつログ」。

2024/02/26
寒いが湯たんぽを抱くとぬくい、早く春になってほしい。

2024/02/28
昔缶チューハイのCMで、プルタブを開けると缶の意匠が変わるといったようなのを見て面白く思ったような記憶があるけれども、日常に飲むようになってからはなんでもないことになってしまった(あるいはその意匠はもうなくなってしまっているのかもしれない)。

2024/02/29
どこまでも続く安定した交通網のおかげでどこへまでも行けるし、またどこまでも続く安定した交通網のせいで叶わない夢を見る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?