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Day2
息子を理由に家に戻る道を模索しはじめる

息子と朝ライン。

10:00 女性相談窓口。事情を説明。

(前日の電話でざっくりお伝えしたが)改めて家出の経緯経過などを質問されて答える。
今までのこと。
近くに身を寄せられる親族はいるのか。
いくらお金を持っているか等々。
なによりもまず、私の意志を確認される。

「夜中ずっと考えて、
息子がいる、せめて家に近い場所に戻った方がいいのかもと思う」
と相談員の方に話す。

どうするかは私の自由だが、
せっかく勇気を振り絞って家を出てきたのだから
そして、ここに繋がったのだから。
と女性相談員の方が落ち着いて話して下さる。
(この時点では、まだその意味が分かっていなかった。)

専業主婦で病弱な私の場合
①近くに身寄りがいない
(実母は認知症でホームに入所、実家はもうない。)
②息子のそばを離れたくない

手持ちのお金が底を付いたら、生活保護申請という道も。
生活保護で「住居費」として認められる額内での物件を探して、
一人暮らしを始めるのが、初めの第一歩。らしい。

(どこに行っても目の前には崖しかないように思える。
50日後の自分から言わせると、「息子のこと」と言いながら逃げ道を探していたのだと思う。)

「家に近い場所の女性窓口に電話してみます。」
といって面談終了。


13:00 家のある区の女性相談窓口に電話。

2泊した間のホテルの部屋からの通話料は450円でした。

「スマホの通話記録から居場所が分かってしまうかも」
とアドバイス頂いたので、
(何も悪いことしてないのに、私は逃亡者なのか?とふと思う。
自分の身を守るためとはいえ、なぜだか納得いかない気がする。)

ホテルの部屋から
家のある区の女性相談窓口に電話する。

午前中の相談員の方からすでに事情は連絡していただいていた。
(連携の速さにびっくり)
今までの生活圏から離れた方がいいとのことで、
(DVではなくモラハラでも、夫と鉢合わせしないようにという意味らしい)
割とあっさりと電話は終わる。

そういうものなのか。と思ったりする。
寝ていないこともあって、
この時は判断能力がゼロだった。
自分で何も決められない。
誰かに「こうしなさい」と指示してもらいたい。

14:00 午前中面談の相談窓口に再度電話する。

ホテルの部屋の電話から
午前中面談した相談窓口の方に再度電話する。

生活圏からは離れた方がいいというアドバイスを受けたこと。
そういうものなのか。と初めてわかったこと。
を率直にお話しする。

発生地主義(今、私がいる場所)ということで、
今後、お世話になりたい。とお願いする。
眠れていないこと、食べれていないこと。
などお話する。

身を寄せられる場所や
その他のサポート体制について
お話を伺う
(詳細は書きません。)

翌日朝10:00に荷物全部を持って面談の約束。

まずは
①息子に連絡して、彼の意向を確認すること。
②私が一人で住んでもいいのなら、その前提で住まいを探す。
をした方がいいとアドバイス下さる。

ホテルの同じ部屋もう一泊の手続き。
曜日によってなのか、宿泊費が3000円程高くなる。
あと、どれくらい「逃亡者」みたいな暮らしをするのか
見当もつかない。
(50日後の私:振り返ると、この「見通しが立たない」状態が
一番不安だった。)

14:30不動産会社に電話。

部屋の電話から

生活保護の範囲内での物件探しをお願いする。

必要なモノ
①緊急連絡先(身内)
②預金残高証明の提出

実母の妹(独身で中学校の教員だった。70代すでに退職)しか
身内はいないので、お願いするしかないな、と思う。

15:00すぎ、近くの交番に

「捜索願不受理届」について聞きに行く

交番の方(お巡りさんではなかったのですが)はご親切でした。

交番では手続きできないとのことで、
近くの警察署を紹介してもらう

15:30 警察署

管轄外なので、家のある警察署に電話するように言われる。

16:00すぎ ホテルの部屋から住所地の警察署に電話

DVではないので
(手をあげての暴力ではない)
モラハラでは「捜索願不受理届」は不受理。

DVの頻度や年数によって加味されるらしい。
私の場合は届け出できない旨、お聞きする。

叔母に連絡

叔母にラインで緊急連絡先になってもらえないか連絡。
「なにが起きているの?」と
そりゃそうよね…
「息子は?捨てて出て来たのか?」
そう思うのは…当然です。

放課後、息子と電話

毎日聞いている息子の声

息子の意向を確認する。
家を出て、私と一緒に来る気はないか、確認する。
息子は今の家に父と残る。
学校も通いたい、留学もしたい。
環境を変えたくない。
私とでは今までと同じ(経済レベルの)
生活はできないと思う。が理由。
「私に帰ってきて欲しいなら、私は戻る。」
には、それは返って状況が悪くなるだけと思う。
お母さんは自分のことを最優先にすべきだ。と言われる。
(息子もテンパっていたと思うのに、この時点で私にこれだけのことを言ってくれて、有難かった。と同時に私はいなくて大丈夫なんだと、勝手に辛くなったりした。)

夜:不動産会社から物件pdfが送られてくる

取り急ぎ、1週間先に内見の日程を決める。

夜:叔母と話す

夜になって、叔母とライン通話で2時間話す。
今まで話していなかったこと、叔母も知っていること、
全部ピースを合わせていく。

いざとなったら叔母のところに来ても良いと言ってくれる。
行かないように頑張るけど、この一言は有難かった。

睡眠:1時間程度
夜:何か食べなきゃと外へ。
  コンビニでプリンを買って部屋で食べた。

サブスク、約束していた方々に連絡

自宅の生協配達サービスを一時停止
事情を話した親友からライン
病院の予約キャンセル
Canvaプロをグループで申し込んでいた友人にお金を振り込む

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