コロナ禍の休日。
我が家は3人家族だけれど、夫の仕事柄もあり、正月以外の休日は、だいたい母娘2人っきり。
しっくりくる遊び場を探して、毎週末いろいろな場所に足を伸ばしていましたが、コロナ禍の今は、お気に入りの近所の公園で1日の大半を過ごします。
主な持ち物は、ストライダーと小さなビニール袋をいくつか。おやつ、お手ふき、水筒、ジェル状消毒薬。
たまにシャボン玉や砂場道具が加わりますが、ストライダーだけで大荷物なので、あまりおもちゃは持って行けません。でも娘にとっては、それで充分なようです。
ストライダーに飽きると、
枝と小石を集めた竈もどきで葉っぱのディナーをこしらえたり、
木立をオオカミの出る森に見立ててさまよったり、
ミュージカルのヒロイン気分で丘を駆け上がりながら歌ったり。
大人にとっては「遊ぶものは何もない」ように見える空間も、豊かな想像力を駆使して満喫しています。
そして、まるで本当にその世界が見えているかのように振る舞うので、いつも感心してしまうのです。たまに、小さな北島マヤのよう。
母の私には娘と同じ風景が見えている気がしませんが、その舞台に参加したくて、がんばって想像力を膨らませています。
ただ、これにはちょっとした弊害も。
仕事中にときどき、舞台ごっこの口癖が出てしまうのです。
「いいわ、それで」
「行くわ、いますぐ!」
「とっておきのものがあるの」
などなど。
独特な抑揚と、普段は使わない「~だわ」「~なのよ」などの語尾。何度かうっかり口をついて出てしまい、苦笑いをすることになりました。
とはいえ、これをきっかけにこどもの話で盛り上がることになり
お相手と交流を深めることができたので
結果的には(大変はずかしかったですが)よかったと思っています。
さて、身支度を終えた娘がせかしているので
そろそろ公園へ出かけます。
本日の舞台のテーマはなんでしょうね。
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