大きなハンデを背負った末に無事にゲストハウス開業
ゲストハウス開業に向けて準備していましたが、オープンを目前に控えたところで難病を患ってしまい、それどころではなくなってしまいました。
この状態を経て、僕はどう生きていこうと判断したのでしょうか。
前回は、膠原病という難病により長い入院生活を始めることとなりましたが、なんとか生きて退院することができたというお話しをしました。
今回は、退院することができたものの、結局ゲストハウスをどうすることにしたのか書いていこうと思います。
入院するまでは、ゲストハウスで生活をしていました。
ゲストハウスの物件は駅から数分と近いものの、健康な身体でも少し息が上がるほどの階段と坂道を上る必要があります。
退院してすぐは、どう考えてもその階段と坂道を上れるとは思えませんでした。
少し歩くだけで息が切れてしまうので、実家で静養させてもらっていたのです。
しかし服薬治療を続けながら、負荷の小さいリハビリや散歩からはじめてみると徐々に体力が上がっていくことを実感したのでした。
そこから自重を使った筋トレを始めたり、市の体育館についている簡易のジムに行ってみたり、筋力と心肺機能の向上を目指したのです。
その甲斐もあり、ゲストハウスまでの道のりも酸素ボンベを帯同しながらなんとか上れるようになったのです。
また室内の軽い作業であれば酸素の補助は不要なほどになったので、そろそろゲストハウスの計画を再開できるかもしれないと思うようになりました。
そこで役に立ったのが日程計画表でした。
ゲストハウスの状態と日程計画を照らし合わせて、どこまで進んでいるのか、何が終わっていないのか、これから何をすべきか把握することができました。
約1年のブランクが出来てしまいましたが、進捗状況を見える化していたことで混乱することはなかったのです。
現状把握を済ませたあとは、DIY(と言っても体裁を整える程度)を済ませ、旅館業の許可申請へと進みました。
実務的には、消防設備を整え消防署に立会検査をしてもらい消防法令適合通知書を交付していただきます。
それを取得したら、保健所に立会検査をしてもらい、問題なければ晴れて旅館業の営業許可証が交付されます。
結果的には消防署と保健所の申請関係は合わせて3週間弱で完了しました。
思った以上にあっさり開業まで事が進んで拍子抜けした記憶があります。
しかしこれで、長いブランク期間もありながらなんとかゲストハウスをオープンすることができました。
いよいよ夢へのスタートラインに立ったのです。
というわけで、続きはまた今度。明日も心穏やかな1日を。