ある時ふと我に返ると、 母が自分にしてたソレを子供にしていることに 気が付く。 まるで鏡を見ているようだ。 あの人のようにはなりたくない。 そう思ってやってきたはずなのに、その支配から 逃れられていないことに気づく。 自分という存在が疎ましく思う。 こんな親でごめんねと1人涙する。 でも、そこに気づいた事はすごいことだ。 あなたは母と同じではないのだ。 あなたは負の連鎖を断ち切ろうともがいているのだ。 大丈夫。 そこに気づいたあなたは毒親ではない。 ただ、
毒。 幼き頃にフツウに与えられるべきであったソレを 与えられなかったが為に、心を支配する毒。 自分の性格がその毒によって形づくられていることにふと気づく。 絶望 怒り 悲しみ 不安 どんな言葉も当てはまるような当てはまらないような。 どこまで毒は心を支配し続けるんだろう。 幼き頃に心にまかれた毒は何十年という年月を かけてじわりじわりとひろがっていく。 苦しい 悲しい これからずっと毒に支配し続けられるのだろうか。 そんな人生まっぴらだ。 それなら毒に立ち