湊 舞

「日本語」と「人」が大好きな関西在住のフリーアナウンサー。2016年2月1日に作家デビュー。文芸社より「やっかいな人々」を出版しました。
  • あー!こんな人おる!おる! これってうちの姑やん! 悪人でもなければ法を犯しているわけでも無いからこそ 「やっかいな人々
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第十一話 えっ?

「新入生、集合!!」 「はいっ!!」 と言い終わらないうちに駆け出した私は、横を走る美咲と目を合わせニッと笑う。 恐らく今この体育館という限られた距離でも全力疾走して...

第十話 正子ちゃん

「お先に失礼します。」 パート先の更衣室を出ながら、鞄の中のスマホを取り出す。 やはりランプが点いている。 誰からのメッセージかはわかる。 『ちょっと聞いてよー!...

第九話 災 難

私は、悠々自適の生活を楽しんでいる。 やっとである。 舅姑に仕え、娘二人を嫁がせ、舅姑の介護をし看取り、やっと夫婦二人でゆっくり過ごせると思っていた矢先に夫を亡く...

第八話 二時間ドラマかサスペンス劇場か

二時間ドラマやサスペンス劇場みたいなことが、我が身に起ころうとは・・・。 母は若い頃から華道を学び、時折、華展に出展している。 華展の最終日には、片付けや花器など...

第七話 祖 母

「健ちゃん。」 ホテルの地下駐車場に飛び込んだら、そこに立っていたシワシワの塊にぶつかりそうになった。 急いでいた僕はひょいと避けて通り過ぎようとしたその時、懐...

第六話 義 姉

ピンポーン。 日曜日の午後一時。夫と昼食を食べ始めた時に玄関のインターホンが鳴った。 口に入れたご飯を呑み込みながらインターホンを取る。 宅配かセールスだろうと思...