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転ぶ子ども

何故だか最近、子どもが転ぶ場面によく遭遇する。師走には子どもも走るからだろうか。

転ぶと言うと、何だか可哀想なイメージがあるかもしれない。でも、信頼できる人が見守る環境で小さく転んで、転び方と立ち上がり方を学ぶことって大事だよね。
転ばないように気をつけることと同じくらい。

…人生か。

いや、そんな大層なことを書きたいわけではなかったのだけれど。

目の前で見ず知らずの子どもが転んだ時、側にご家族がいればいいのだけれど、案外いない時も多い。

先日は、前から小学生の兄弟が自転車でやってきて、弟の方が静かに転んだ。
怪我の心配はなさそうな転び方だったのだけれど、か細い声でお兄ちゃんを呼んでいる。(前を走っていたお兄ちゃんは気づいていない。)

近くには私の他にベビーカーを押した女性が通りかかっていて、何となく私と目があった気がする。

そして、2人でただ黙って見守った。

暫くすると弟くんは立ち上がり、お兄ちゃんも振り返って弟君を待ってくれている。

兄弟が合流して走り去るまで何となく見守る、私とベビーカーの女性。兄弟が見えなくなると、お互い軽く会釈して何事もなかったように歩き出す。


なんか、ほっこりしたんですよね。見守るってこういうことだよなっていうか。

ちょっと違うけれど、1人で3人くらいのちびっ子を連れてるお母さんと遭遇すると、車を確認して、何かあれば動けるように気を配っていたりもする。
まぁ、多少、くらいだけれど。
でもなんか私以外にもそういう人結構多い気がするんだよなぁ。

都会って、確かに人間関係ドライなんだけど、冷たい人が多いというよりは、下手なお節介をやく人が少ないっていうことなんじゃないかな。

そんなことを思いながら、人間関係超密な地元に帰省する今日この頃です。

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