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新学期がしんどい君へ

書きかけのnoteはたくさんあるけれど、8月31日はこれが書きたかった。

地域によっても違うだろうし、このご時世だしで、9月1日が始業式だとは限らないことは知っている。
だけど、やっぱり8月31日は特別なのではないかなと思う。

早く友達に会いたい!っていう人はそれでいい。

明日からの学校が本当に辛いという人は、無理に行かなくてもいいと思う。

私は、学校が好きな子どもではなかった。
でも、行けないほどでもなかった。
きっと、私より辛い思いをして学校に行っている子はたくさんいるんだと思う。
そして、それよりもっともっと辛くて、学校に行けなくなってしまっている子も。

世間は学校そのものを否定するような、過激でセンセーショナルな話題にばかり食いつくから、自分は違うのに…一緒にされたらどうしよう…とか悩むかもしれないけれど。
そんなものに惑わされる必要はない。

人の辛さは、その人にしかわからない。

義務教育さえ全うできずに、大人になったらどうすればいいんだろうって思うかもしれないし、そういうことを言う大人もいるかもしれない。

でも大丈夫。

学校に行けなくても、人生は終わらない。

そりゃあ行けた方がいいんだろうし、人間関係を形成するのは大切なことだ。
でも、それだけが人生の全てではない。


大人って大変って思うかもしれないけれど、大人になると楽になることってたくさんある。

少なくとも、所属する組織は自分で選べる。
何においても子供時代より選択肢が増える。

あと、「こんなことも出来なかったら大人になったら困る」って思うかもしれないけれど、
社会の変化は学校の先生が思っているよりずっと早いし、予測なんてできない。
それに合わせて、必要なスキルも変わってくる。
今あなたが「こんなことも出来なくて、大人になったら困るんじゃないか」と思っているスキルが、10年後には不要になっている可能性だって大いにある。

それでもやっぱり学校で学ぶことは大切だとは思うけれど、それが全てではないし、学校というたった一つの社会に馴染めなかったとしても、大人になると社会の選択肢がグッと増えるから心配しなくていい。

あと、仕事でも「手遅れになる前にSOSを出して周りに助けを求める」スキルって本当大切になるから。
頑張って頑張って1人で抱え込むよりも、傷が浅い内に「助けてください!」って助けを求めた方がプロジェクト全体がうまくいくことってたくさんあるんだよね。抱え込んで倒れてしまった方が傷が深くなるというか。

だから、どうしても学校に行きたくないってときには、休んじゃって、「人生という大きなプロジェクトに取り返しの効かない傷を負う前にSOSを発することができたんだ。自分えらい!社会に出たら必要なスキル1つ獲得!!」と思っていいと思う。


もし、誰も助けてくれないような会社だったら、別の会社に移るって選択肢も用意されてるし。
簡単なことではないけれど、子どもが自分の意思で転校するよりは、ずっと簡単。

学校は大切じゃないとは言わない。
でもあなたの命と天秤にかけるほどのものではない。

だから、もっと気軽に家族や、家族も無理だったら公共の機関なんかにSOSを出していいと思うんだ。

子供のSOSの相談窓口
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/06112210.htm

いつか、大人になったあなたと一緒に仕事ができれば嬉しい。
その時は私のこと、助けてくださいね。
一緒に素敵な仕事をしましょう。

#8月31日の夜に

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