中学時代の友人たちとの再会


先日、中学時代の男友達と久しぶりに再会しました。場所は六本木。東京のど真ん中で、賑やかな街の中での再会は少し不思議な気分でした。彼らとは学生時代からの付き合いで、共に過ごした時間は今でも大切な思い出です。

一人は最近結婚したばかりで、その話を嬉しそうにしてくれました。もう一人はアメリカに渡り、今では3人目の子供を持つことを奥さんと話し合っているそうです。そして、もう一人は起業してビジネスを軌道に乗せるために日々奮闘しているとのことでした。

それに比べて、俺は胸を張って話せるような話が何もありませんでした。正直、みんなの話を聞いているうちに、自分の現状とのギャップに落ち込む気持ちが強くなっていきました。みんな俺の夫婦仲が最悪なことを知っているので、気を使ってその話題には触れないようにしてくれていたのも、痛いほどわかりました。それが逆に辛く、悲しい気持ちになりました。

本当は全部話して、心の重荷を少しでも軽くしたいという気持ちもありました。しかし、情けなく感じる気持ちの方が勝ってしまい、口を開くことができませんでした。結局、自分の問題を抱えたまま、彼らとの会話に混ざるだけで精一杯でした。

彼らの笑顔が印象的で、それと同時に、そんな彼らと自分との距離を感じずにはいられませんでした。みんなと過ごした時間は楽しかったはずなのに、心の中には寂しさが残りました。結局、仕事を理由に1時間ほどでその場を離れることにしました。

帰り道、六本木のネオンが妙に冷たく感じられました。友人たちとの再会は嬉しいものでしたが、同時に自分が抱えている現実を再認識する機会でもありました。これからどう進んでいけばいいのか、改めて考えさせられた夜でした。

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