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[教員/指導者向け事故防止] 授業や行事・部活の失敗で炎上しないために #3 砂場にあった鍬(くわ)

私は地元の幼稚園に通っていました。
砂場遊びはこの年代の子供には欠かせない遊びですね。
砂や土の感触、自由に穴を掘ったり、山を作ったり、と。
水を使って泥にして、団子を作ることも好きですね。

通常砂場には何もないのだが、子供でも道具が欲しくなるに違いない。シャベルやバケツがあれば最高!
遊びが最高の創造力を養っていきます。道具を使ってさらにレベルアップ。ごっこ遊びもできますね。

さて、私が遊んでいた幼稚園の砂場になぜか鍬があったんです。当時の道具は今は当たり前のプラスチック製品はなかったと思います。50年前です。シャベルやスコップ、鍬も鉄製であったと思います。

そんな鍬を他の園児が使って砂場遊びをしていたのでしょう。よく覚えていませんが、そんな感じだったと思います。
穴を掘るために振りかぶったのかもしれません。

その鍬が、私たちの目をかすったんです。刺さった感じでは無かったですが、一気に目を開けられなくなったのは覚えています。

それからは、目を開けたくても、あけられなくなりました。
強烈なゴロゴロ感、幼いながら大変だと思ったことを覚えています。

目の医者に診てもらい、砂がめり込んだとのことでした。お医者は、目玉をメスでがりがりと、めり込んだ砂をとっていく治療をしていきました。
それにしても鍬の歯が食い込まなくてよかった。刺さったら今頃失明、目玉がなかったかもしれませんね。

今は視力はそれなりに悪いですが、そのことが原因かどうかはわかりません。(多分違います)

教訓

・幼い子供は分別が付きません。安全もわかりません。人を道具で殴ったり、たたいたりしてはいけないことは、親として教育しているはずですが。
・子供にとって道具を使って遊ぶことは大切なこと。危ないからといって使わせないことはよくないと考えます。
・できるだけ安全に遊べるような道具を用意して、自由に遊べる環境を作ることが大切だと思います。
・危険の予見は重要です。その道具をそこに置くこと、子供に使わせる場合は、事前に安全に関する指導を行った上で使用させることが大事ですね。
・「大人が近くで見ていたほうがいい」と簡単に言う人がいますが、それは土台無理な話。子供を完全に掌握することなど奇跡です。
・ただし、事故は防ぐ必要があります。度合いを検討して、大人の目をつけていく必要はあるでしょうね。
・いまはプラスチック製品、ソフト製品などもあるので、特に注意が必要な年代、個人の場合はそれらを使うことも選択肢の一つでしょう。
・危ない体験も必要ですね。危ない体験やケガが今後の安全対策になることは間違いありません。


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